オールデンのプレーントゥコードバンシューズ(9901)の現在地です。
1年半で48回履いたコードバンは納得の変化を見せてくれています。履く度にその表情の変化を確認しては、テンションが上がる、革靴のラインナップの中でも1番の主力となっている一足です。しかし、コードバンのエイジング(経年変化)はまだ途上だと思っています。これからも永く履きながら、変化を楽しんでいきたいです。そんな変化の途上のオールデン/プレーントゥコードバンシューズ(9901)の現在の表情を、購入当初と比較しながら記録しておきます。
オールデン #9901(Alden) ―― 購入当初と48回着用後の表情の比較
最初に全体観から。左が購入当初、右が48回履いた後の表情です。購入当初のシュっとしたシルエットから、1年半の着用を経て、ボクの足の形にそってアッパーのシルエットは随分と変わりました。購入当初のシュっとした表情から、ぽってりと愛嬌のある表情になりました。履きジワは左右ともにゆったりと波打っています。履きジワがどんな形で刻まれるかは、コードバンの醍醐味でもあり、心配なところでもありますが、今のところとても満足です。
次につま先側から正面に見た表情を購入当初と比較します。購入当初はぺたったりと平らだったアッパーがふくらみ、2重、3重にウネる様子を見ることができます。ウィズも横に膨らみ丸みを帯びていることがわかります。つま先のコバには小傷が目立つようになりましが、ヴィンテージスチールはまだ健在でつま先の消耗を心配することは当面なさそうです。
アッパーを真上から見てみます。いつも履いているときに目に入ってくる確度ですね。左右ともに大きくうねる履きジワが2本ずつついています。左右で位置は少しズレていますが、とても自然な履きジワだと思います。アッパーにこの一足にしか表現できない陰影をもたらす凹凸です。
横顔です。トゥから近い場所、小指の付け根あたりに深い履きジワが入っています。ここからの視点だと、つま先からかかとまで目立った傷もなく、光り輝く一足のように見えます。実際には各所に小傷が入っているのですが、クリームを塗りながら磨くことで、まだまだ傷を隠すことができていて、さわやかな表情です。
ヒールから見た写真です。トップリフトの消耗が感じられるようになってきました。左足の方が深く削れているようです。プロにメンテナンスをお願いするのはもうちょっと先で大丈夫そうですが。そして、相変わらずダブルレザーソールのヒールが存在感を発揮しています。
最後にソールです。素敵だったブラックソールはだいぶ剥げてしまいました。全体的に乾いていますね。ソールの手入れをお疎かにしてしまっています。近々に忘れずにソールモイスチャーを入れたいと思います。神は細部に宿りますから、アッパーがカッチョ良くてもソールがこの様子ではもったいないです。これからも、手をかけて靴磨きをして、永く愛情込めて履いていきます : )
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