オールデンのプレーントゥコードバンシューズ(9901)の現在地です。
現在の革靴の中で一番の主戦力である一足です。毎週、天気予報を見ながら、一日晴れの予報の時に靴棚から引っ張りだしては履いて、購入から10ヶ月で30回履きました。相変わらず、天気予報には気を付けていますが、大分日常的に扱える革靴になりました。そうして履く度に良い履きジワが入り、愛おしさが増していきます。この冬には良く履きましたが、きっと春でも主力を張る一足の現在の表情を、購入当初と比較しながら記録しておきます。
オールデン #9901(Alden) ―― 購入当初と30回着用後の表情の比較
最初に全体観から。左が購入当初、右が30回履いた後の表情です。購入当初のシュっとしたシルエットから、30回の着用を経て、ボクの足の形にそってぽってりと愛嬌のあるシルエットと表情に変わってきました。履きジワは左右ともにゆったりと波打つ表情で、シワ入れの儀式を行わずに履きはじめた一足ですが、理想に近いシワが入っています。
次につま先側から正面に見た表情を購入当初と比較します。購入当初は平らだったアッパーが2重、3重にウネる様子を見ることができます。つま先のコバには小傷が目立つようになりました。普段の靴磨きではここまでケアできていませんが、こうして記録を残すことで、コバのメンテナンスも必要であることを認識します。次の機会にお手入れしようかな。
アッパーを近い距離から確認します。左右でちょっと位置がズレていますが、ともに大きくゆったりとした履きジワが2本入っていることがわかります。そのシワに沿っての光沢と陰影がまたとても良い感じで。購入当初のツルリとした光沢とはまた違う、深くヌルっとした光り方がコードバンの魅力であることに気が付きます。
横顔です。トゥから近い場所、小指の付け根あたりに深い履きジワが入っています。この辺りの変化は1枚革だからこそのダイナミックな変化です。ここからの視点だと、つま先からかかとまで目立った傷もなく、光り輝く一足のように見えます。実際には各所に小傷が入っているのですが、クリームを塗りながら磨くことで、まだまだ傷を隠すことができていて、さわやかな表情です。
ヒールから見た写真です。多少、トップリフトの消耗が感じられるようになってきました。左側の方がちょっと深く削れているかな。プロにメンテナンスをお願いするのはまだまだ先で大丈夫そうですが。そして、相変わらずダブルレザーソールのヒールが存在感を発揮しています。
最後にソールに確認です。かっちょよかったブラックソールはだいぶ剥げてしまいました。レザーソールのお手入れは少しサボり気味で乾いた印象です。近々にソールモイスチャライザーで保湿しようと思います。季節が春に移っても、良く履いて、良く磨いて、履き続けたい一足です : )
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