オールデンのプレーントゥコードバンシューズ(9901)です。購入して3ヶ月。雨の日を避けながら週1回を目途に11回履きました。身に着けた回数はまだ少ないけれど、一枚革のコードバンによるプレーントゥのアッパーの変化は、これまで履いてきたどの革靴よりも魅力的で、履く度にその美しい変化を楽しんでいます。この興味深い変化の過程を記録に残しておきたくて、少し高頻度にオールデン #9901の記録を書き続けていこうと思います。
オールデン #9901(Alden) ―― 購入当初と11回着用後の表情の比較
最初に全体観から。左が購入当初、右が11回履いた後の表情です。もともとぽってりとした丸みを感じるシルエットの9901ですが、11回の着用を経て、ボクの足の形にそってよりぽってりと愛嬌のあるシルエットと表情に変わってきました。履き口も柔らかく波を打っています。とても履きやすい一足で、履きはじめから一度も靴擦れなど起きることなく履いています。
次につま先側から正面に見た表情を購入当初と比較します。購入当初は平らだったアッパーが2重、3重にウネる様子を見ることができます。この正面からの比較が一番履きジワの変化を感じられるような気がします。ツルリとした購入当初の革よりも、男らしい魅力が出てきています。
アッパーを近い距離から確認します。深いシワではなく、大きく緩やかな履きジワが入っています。同じオールデンのコードバンロファーは深いシワが入っていますが、ボクはこのプレーントゥの大きく穏やかな履きジワの方がグッと好みです。革質はまだしっかり光沢を放っていて、レザースティックを使いゴシゴシと擦りながら靴磨きをすることで、永くコードバンの光沢を楽しめると実感しています。
横顔です。トゥから近い場所、小指の付け根あたりに深い履きジワが入っています。この辺りの変化は1枚革だからこそのダイナミックな変化です。これがキャップトゥやモカシンのデザインだと、横顔でこのようなシワの入り方はしないと思います。トゥからヒールまでスルっと流れるようにつながる1枚革の表情がわかる9901の横顔はとてもスマートです。
ヒールから見た写真です。ここはまだ大きな変化はありません。ダブルレザーソールのヒールが存在感を発揮しています。トップリフトが若干削れてきていますが、小さな変化です。
最後にソールに確認です。かっちょよかったブラックソールはだいぶ剥げてしまいましたが、少し前にソールモイスチャライザーで保湿をしたので、革にはしっとり感があります。ついおろそかにしてしまうレザーソールのお手入れですが、手をかければしっかり応えてくれるので、さぼらずに取り組みます。
季節は本格的な秋へと移っていきますが、カラっとした秋の青空はオールデンの#9901が一番フィットする季節です。そんな季節も大切に、永く履いていきます : )
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