今シーズンも、秋口から春先まで大活躍してくれたナナミカ(nanamica)のコットンゴアテックス素材のコート。そろそろシーズンも終わりかな。と思って、例年通り、自宅でまとめて洗濯をしたので、その後のエイジング(経年変化)の様子を記録しておきます。
防水透湿素材の機能性を持ち、かつコットンのエイジング(経年変化)が楽しめる、万能なコットンゴアテックス素材が本当に大好きで、3着を揃えて着ています。それぞれ、クルーザージャケットは丸3年。ネイビーのステンカラーコートは丸2年。ベージュのステンカラーコートは丸1年着ています。全体観は退色や止水テープに沿ってアタリがつくことによる変化を楽しみながら着ていますが、ハリっとした生地感ゆえに、袖口のほつれだけは何とかしないと。という状態です。
上の写真の通り、特に丸3年着ているクルーザージャケットの袖口は少しみずぼらしい感じも出てきてしまっているので、次のシーズンまでにリペアを検討します。ナナミカでは、この素材のコートを永く着てもらうために、オフィシャルショップでリペアを行ってくれるので安心です。こういう姿勢とアクションが、環境配慮が大切なこれからの社会の課題に沿っていて、とても好感が持てます。そんなリペアも行いつつ、永く着ていこうと心に決めているナナミカのコートの今の表情を記録しておきます。
ナナミカ コットンゴアテックス(nanamica GORE-TEX)コートの洗濯方法
今シーズンを終えた、洗濯前の3着の表情です。このぐらいの距離から見ると、まだまだハリもツヤもある美しい表情です。でも、前述の袖口や、襟、バッグと擦れる部分の背中などにちょっとしたダメージや汚れが見て取れます。ナナミカのコットンゴアテックスの洗濯タグの表示では「水洗い不可」「ドライクリーニング」となっていますが、ボクは自宅の洗濯機がガンガン洗って、今シーズンの汚れを取っていきます。
ネットにも入れず、通常の洗濯メニューで洗った直後の様子です。シワシワでクチャクチャです。でもね、このコットンゴアテックス素材は、ここからよく振って、叩いて、伸ばしてから天日干しすれば、元のハリっとしてツヤのある表情に戻るのです。しっかり洗って天日干しした後の、それぞれの表情を以下から記録します。
ナナミカ ゴアテックスクルーザージャケット(GORE-TEX Cruiser Jacket)―― 3年着用後のエイジング(経年変化)
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最初に購入から3年が経ったネイビーのクルーザージャケットのエイジングから見てみます。全体観は濃いネイビーから淡いネイビーに退色が見られます。加えて、各所についているポケットのダブルステッチのパッカリングが、これぐらい遠目から見ても良く目立ちます。
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胸元から上をアップにした写真で比較します。胸元のポケットと袖の付け根のパッカリングがよく見えます。それからフードのパッカリングも見事ですね。ジーンズのセルビッジの耳のようなアタリが見えてきます。ナナミカのコットンゴアテックス特有の裏地に貼られた止水テープが見せてくれるチャームです。
ナナミカ ゴアテックスステンカラーコート ネイビー(GORE-TEX Soutien Collar Coat)―― 2年着用後のエイジング(経年変化)
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続いて、購入から2年着たネイビーのステンカラーコートです。このコートも、前述のクルーザージャケットと同様です。濃いネイビーから淡いネイビーに退色が見られるのと、ポケットと襟、前身ごろの合わせの部分のダブルステッチにパッカリングが見えています。
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胸元から上をアップにした写真での比較です。前述のダブルステッチのパッカリングと、止水テープによるセルビッジの耳のようなアタリがより鮮明に見えます。
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背中です。止水テープが首元から3本走り、ラグラン袖の付け根からはさらに一本枝分かれしている、アタリの付き具合がよくわかる部分です。購入当初と比較するとガリっとしたアタリがしっかりついていることが分かります。
ナナミカ ゴアテックスステンカラーコート ベージュ(GORE-TEX Soutien Collar Coat)~1年着用後のエイジング(経年変化)
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購入から1年着たベージュのステンカラーコートです。全体観は、着用期間とネイビーではなく明るいベージュであることも大きいと思いますが、他の2着と比べるとアタリも退色もあまり見てとることができません。ちょっとシワが目立ちますが、美しいコートです。
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胸元から上をアップで見てみます。ここまで寄ると、襟と首元のステッチ部分にアタリが見えてきますかね。袖の付け根の止水テープにそったアタリもうっすらと。
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背中です。止水テープ付近にセルビッジのようなアタリが見えてきました。ベージュのコートは退色による変化はほとんどありませんが、こうしたアタリがついて凹凸がつき、陰影による歴史を感じられるようになりました。
今シーズンの汚れを落として、スッキリとしたナナミカのコットンゴアテックスのコートたちでした。また今年の秋からはガンガン着ていくと思います。毎年少しずつ変化が感じられて、年々愛おしさが増していくコートたちです : )
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