オールデン #9901(Alden)―― ビンテージスチール装着と履きおろし間もない履きジワなどの記録

オールデンのプレーントゥコードバンシューズ(9901)です。履きおろし直後に梅雨へと突入し、梅雨が明けてまだ登板回数は2回だけ。それでも、コードバン独特の履きジワが入りはじめて変化が感じられるのと、つま先のケアのためにビンテージスチールを装着してもらってきたので、今の状態や表情について記録しておきます。

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オールデン #9901(Alden) ―― ビンテージスチールの装着と靴磨きの方法

オールデン 9901 Alden 経年変化 エイジング ビンテージスチール

梅雨明け早々に#9901を会社に履いていき、その帰りにビンテージスチールを貼ってきました。いつもお世話になっている「FANS.新橋店」にお願いしました。持ち込んで30分ほどで仕上げていただきました。仕上がりも申し分なし、これで、つま先に憂いを感じることなく、ガンガンと履いていくことができます。

オールデン 9901 Alden 経年変化 エイジング 2回 靴磨き メンテナンス

靴磨きは以下の道具と手順で行っています。

  1. 馬毛のブラシでホコリを落とす
  2. ステインリムーバーで汚れを落とす
  3. リッチデリケートクリームで保革する
  4. レザースティックにクリームナチュラーレをつけてシワが付いた部分を擦る
  5. 全体にブラックのクリームナチュラーレを塗布して補色する
  6. 馬毛のブラシでブラッシングしてクリームを馴染ませる

ボクはコードバンにもパラブーツのリスレザーにも、モウブレィのクリームナチュラーレを使っています。滑らかなクリームで塗布しやすく、ブラッシングによって摩擦をかけると品の良い光沢が生まれるとことがお気に入りです。

オールデン #9901(Alden) ―― 購入当初と2回着用後の表情の比較

最初に全体観から。左が購入当初、右が2回履いた後の表情です。たった2回ですが、表情がぐっと変化しました。左右ともに大きな履きジワが2本ずつ入っています。あえて履きおろし前にシワを入れる儀式は行わずに履きはじめましたが、ナチュラルで心地よい場所にシワが入ってくれました。シワが入り、表面に凹凸が現われることで、ツルリとしていた革の表情に陰影がつき、優しい光沢が出てきました。ほんの少し履いただけで、こうした変化が見られるところがコードバンの魅力です。これからの変化が楽しみになる、履きおろし直後の表情です。
 

次につま先側から正面に見た表情を購入当初と比較します。購入当初は平らだったアッパーにウネリが出ています。革のこうした見た目の変化が、コードバンの深みのある光沢を際立たせることがわかります。新品よりも履き込んで、シワが刻まれたコードバンの方が魅力的に見える理由がわかります。
 

アッパーを近い距離から確認します。たった2回履いた程度ですが、履きジワが入った表情と比較して、購入当初のツルリとした革のつまらなさが際立ちます。店頭で見るコードバンはあまり魅力的に映らないけど、街でコードバンの足元をたまたま見かけるととても魅力的に見える。そんな経験がありますが、履いてこそ魅力が浮き出てくるのがコードバンの特徴です。
 

横顔です。トゥから近い場所、小指の付け根あたりだと思いますが、その辺りに深い履きジワが入っています。1枚革だからこそのダイナミックな変化です。これがキャップトゥやモカシンのデザインだと、横顔でこのようなシワの入り方はしないと思います。トゥからヒールまでスルっと流れるようにつながる1枚革の表情がわかる9901の横顔はとてもスマートだと再認識しました。
 

ヒールから見た写真です。ここは大きな変化は見えづらい部分だと思いますが、トップリフトの削れやコバの傷などを確認していきたいと思います。こうして見ると、ダブルレザーソールの9901のヒールは結構なボリュームですね。頼もしい後ろ姿です。
 

最後にソールに確認です。美しく高級感があったブラックレザーソールは、当たり前ですが2回履くだけでそれなりに削れて革本来の色が浮き出てきます。ソールの消耗がどれだけ激しいのかがわかる変化です。なので、トゥには早々にビンテージスチールを取り付けました。つま先はこれで安心です。むき出しのソールはソールモイスチャライザーで定期的にお手入れして、大切にケアを続けていきたいと思っています。

繰り返しになりますが、たった2回履いて出かけただけで、大きな変化を感じ、さらに魅力が増したコードバンシューズです。永く履くために、ビンテージスチールの取り付けも完了したので、変化を楽しみながら永く大切に履いていきます : )

オールデン #9901(Alden)―― ビンテージスチール装着と履きおろし間もない履きジワなどの記録

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この記事を書いた人

マーケティングに関わる仕事に20年以上携わっています。感銘を受けたポップカルチャーをマーケティング視点で記録したり、日々の暮らしや身に着けているもの、健康・投資について記録するためにブログを活用しています。

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