オールデンのプレーントゥコードバンシューズ(9901)です。購入してから梅雨やゲリラ豪雨を避けながら、6回履きました。まだ付き合いは短いけれど、購入当初と比べてグっと男前な表情に変わってきたので、これまでの変化を記録しておきます。
数回履いた程度ですが、その経験の中で実感しているのは履き心地の良さです。レザーダブルソールという重厚な造形の革靴ですが、ラバーソールのパラブーツよりも柔軟性があり、シングルレザーソールのオールデンのローファーよりもクッション性を感じ、朝から晩まで履き続けてもストレスを感じることがなく、真夏でも心地よい履き心地です。もちろんルックスも最高で、天気予報が間違いない晴れの日は、この革靴を履いて出かけられると思うだけで、気分が上がるぐらい。
それぐらい気持ちよく履いているオールデン#9901の現在の表情を購入当初と比較しながら記録しておきます。
オールデン #9901(Alden) ―― 購入当初と6回着用後の表情の比較
最初に全体観から。左が購入当初、右が6回履いた後の表情です。たった6回の着用ですが、明らかにフォルムが変わってきています。スッと伸びたアッパーは甲の高さによって上に押し上げられて少し短くなった印象で。またウィズも横に伸び、よりぽってりとした印象のフォルムになりました。今回の靴磨きではレザースティックでぐりぐりとシワを押しつぶしたので、履きジワの印象は穏やかですが、確かな変化を感じます。
次につま先側から正面に見た表情を購入当初と比較します。購入当初は平らだったアッパーが2重、3重?にウネっています。この正面からの比較が一番履きジワの変化を感じられるような気がします。ツルリとした購入当初の革よりも、男らしい魅力が出てきています。
アッパーを近い距離から確認します。上から見るとまだまだ穏やかな履きジワです。でも、前述の通りフォルムの変化はしっかり感じます。ゆったりとしたナチュラルな履きジワと、ボクの足の形に合わせてしっかり変化を感じるフォルム。これからも急激に変わることなく、ゆっくりと自然な成長を見続けられるとうれしいな。と思います。
横顔です。トゥから近い場所、小指の付け根あたりに深い履きジワが入っています。この辺りの変化は1枚革だからこそのダイナミックな変化です。これがキャップトゥやモカシンのデザインだと、横顔でこのようなシワの入り方はしないと思います。トゥからヒールまでスルっと流れるようにつながる1枚革の表情がわかる9901の横顔はとてもスマートです。
ヒールから見た写真です。ここはまだ大きな変化はありません。ダブルレザーソールのヒールが存在感を発揮しています。トップリフトが若干削れている様子が見てとれますが、小さな変化です。
最後にソールに確認です。美しかったブラックレザーソールはだいぶ削れてしまいました。湿度が高いからですかね。ビンテージスチールにサビがついているのも分かります。スチールのサビは仕方ないものなんでしょうか。このままにしてしまって大丈夫かな?ちょっと心配な部分なので、ソールの保湿を行いながらスチールの状態も含めて定期的に確認していきます。
温暖化が進んで不安定な気候が続き、ちょっと天候に気を遣いながらも心地よく履いているオールデン#9901です。これからも変化を楽しみながら、大切に永く履いていきます : )
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