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フィリップ・コトラーも「解体親書」を志向している

「解体親書」は短期間化する商品開発サイクルに応えるために、他社の「売れ筋の商品」を支える生活者ウォンツを、自社の商品開発のアイデアに転化する方法です。

当社では15年以上前から取り組んでいるマーケティング手法です。

実はマーケティングの神様である「フィリップ・コトラー」も、この「解体親書」の考え方を推奨しています。コトラーの本「コトラーのマーケティング思考法」の中で、「水平思考(ラテラル・シンキング)」として紹介されています。

ちなみに、この本の発売は9年前。2004年です (^^)

「ラテラル・シンキング」では、それまでコトラーが提唱してきた垂直的な思考法「STP理論」では、市場が埋め尽くされた今、ターゲットが細分化されすぎでしまうことに懸念点をおいています。

「STP理論」をおさらいしておくと、

  1.Segmentation
  市場を細分化する

  2.Targeting
  細分化されたセグメントからターゲットを選択する

  3.Positioning
  ターゲットセグメントの中でポジショニングを決める

こうした大から小への市場とターゲットの絞込みを行い、空いている隙間を狙って商品やサービスを開発する思考法です。これを繰り返した結果、市場は細分化されつくされ、空いているポジションがなくなってきました。

そこでコトラーが提唱したのが、別の市場に水平移動する「ラテラル・シンキング」です。ある市場のターゲットが満たされているウォンツを別の市場で発揮します。「解体親書」と同じです。

これらの成功例として、

 持ち歩きながら食べられるチョコレートバーから
 持ち歩きながら健康的に食べられるシリアルバーへの垂直移動

 ゆったりとくつろげるカフェから
 くつろぎながら仕事ができるネットカフェ

などがあげられています。

コモデティ商品での「ヒット商品」が少なくなってきたと感じています。コトラーの懸念の通りの状況です。だからこそ「ヒットしている商品」を支えるウォンツが貴重であると考えられます。