クチコミまでを実験と検証に入れる「コホート分析」

リーン・スタートアップに学んだことです。

リーン・スタートアップでは、市場調査のステップを踏まずにサービス・商品をローンチし、実ユーザとともに「実験」することを推奨しています。

そしてその「実験」の効果検証の大きな検証項目として「クチコミ」があります。サービス・商品をイチ早くトライアルし、評価をしてくれるイノベータ・アーリーアダプターは、評価の証明として「クチコミ」をしてくれます。

CMSやソーシャルメディアが一般化して、こうした「クチコミ」の効果がより高まっている中で、実験の結果としてのクチコミがとても価値を持つようになっています。

「実験(行動観察)」と「クチコミ」。マーケティングに携わるモノとしては聞き逃せないキーワードです。そしてその一貫性を見るための分析手法として「コホート分析」が紹介されています。

「コホート分析」はトライアルやリピート、クチコミの総数を見るのではなく、サービスや商品と新しく接する顧客グループの成績を個別に見ます。多くの場合は、期間(一ヶ月ごとなど)を決めて、期間ごとの新規顧客をグループにして成果を検証することによって、どのプロセスで改善が必要か、また改善がうまく機能しているのかを確認します。

Webサイト運営や定点調査、当社の事業や営業開発の指標にも取り入れたい分析の視点です。また検証の項目に「クチコミ」を入れることで、後の「クチコミプロモーション」にもつなげるために、実践していきたい検証方法です。

Photo by walter callens

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この記事を書いた人

マーケティングに関わる仕事に20年以上携わっています。感銘を受けたポップカルチャーをマーケティング視点で記録したり、日々の暮らしや身に着けているもの、健康・投資について記録するためにブログを活用しています。

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