9月からベアフットランニング(サンダルランニング/裸足ランニング)をはじめました。その象徴的なアイテム「ルナサンダル(Luna Sandals)」を購入しました。
地球が燃えた今夏、それでもランニングを続けているうちに、ランニングシューズの中がめっちゃ熱いことを認識し、涼し気なベアフットランニングに憧れたこと。ベアフットランニングを行うことで人間本来の走り方が身につくというオピニオンに興味を持ったこと。そして何より、サンダルで走るランナーのみなさんがかっちょいいと思ったこと!そんな理由が重なり、秋の入口になってしまいましたが、ボクもベアフットランニングデビューです。
購入したルナサンダルの機能やビジュアルについて、記録しておきます。
ルナサンダル ―― LUNA SANDALS Mono Winged Edition
ルナサンダルです。ナラティブが豊かなブランドで、ヒッピーカルチャーを感じる以下のようなストーリーに惹かれました。
創始者であるテッド・マクドナルドは、長い間、ギプスのように固定された最新のランニングシューズで走り続け、痛みに悩んでいました。ある時、それらのシューズを投げ出し、走り出すことにしました。すると、たちまち彼の足は解放され、 そこからベアフット・ランニングのパイオニアが生まれたのです。
2006年春、ベアフット・テッドは数人のエリート・ウルトラ・ランナー達とメキシコは北部に位置する「コパー・キャニオン」を訪れました。 そこでテッドは使い古しのタイヤから伝統のワラッチ・サンダルを作る名人で、 伝説の民族タラウマラ族の「マニュエル・ルナ氏」に出会い、その作り方とその哲学を伝授されました。「ルナ・サンダル」はここから始まったのです。
ただ走ること。それにさえ、テクノロジーの反映が進む世界です。それはそれで面白く、新しいファンクションを持つ最新のランニングシューズの情報を追っていたりもするのですが、逆張りでシューズを脱ぎ捨てよう。と、そんなメッセージにも心が踊らされてしまいました。
ルナサンダルには様々な機能別のバリエーションがありますが、その中できっともっとも初心者向けのソールが厚い「mono」シリーズ、かつ足首が固定されやすい「Winged Edition」を選びました。サイズはUS.8.0。ボクの足の全長とピッタリ合う捨て寸がないサイズを選びます。
拘りを感じる外箱と同梱物です。イエローとブラックのモチーフカラー。ステッカーまで同梱されていて、気分が高まる意匠です。
きっとなかなかに重要なフィッティングの説明書も同梱されています。ボクはルナサンダルの関するYoutubeを参考に、トップストラップをピンと張ることを一番意識し、ヒールとサイドストラップはほどほどに、バックルは意識して締めすぎないように調節しています。
さて、本体の全体観です。ミニマルで涼し気なビジュアルです。ルナサンダルで走り続ける人の変化を見てみると、ソールは徐々に押しつぶされて、ピカピカと黒光りする表情に変わってくるようです。革靴好きとしては、このサンダルのそんなエイジングも楽しみだったりします。
横顔です。前述の通り、ルナサンダルのラインナップの中でも厚みがある「mono」のソールです。踵についたウィングはくるぶしにあたって痛い。というオピニオンもしばしば見かけましたが、ボクは問題なく、ちょうどよくフィットして走るためのよいファンクションとなっています。
アウトソールです。なんと、ビブラムソールなんです。革靴好きにはお馴染みで、ついニヤニヤしてしまう意匠です。ビブラムソールのサンダルでランニングするんだぜ。その想像だけて、頬が緩みます。
ランニング時の見た目です。うーん。めっちゃ涼し気。肝心な走り心地ですが、走りはじめはとても気持ちが良いです。スピードも厚底ランニングシューズとそん色なく走れています。しかし、10kmを超えてくるとまた違った景色になります。足裏に痛みが走り、ふくらはぎへの疲労を分かりやすく感じます。走り終えたあとは、足裏に水ぶくれができ、2万回近く地面に打ち付けられた足の裏に打撲のような痛みを感じました。
10km以上の長距離を走るには、まだまだ修行が必要そうです。エニウェイ、こうした疲労や痛みを感じることが、人間本来の走りにつながるプロセスであることも実感します。付き合いがいがあるランニングサンダルだと思います。無理ない程度に走りながら、永くつきあっていけるようにします : )
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