少食・高齢化社会にレス・イズ・モアの提案が求められる

2056年に日本の人口は1億を割り、65歳以上が全体の4割に迫るとシミュレーションされています。高齢化とそれに伴う少食化によって、食品と飲料、酒類を合算した市場規模は2022年の18兆1000億円から2030年の16兆6000億円へと8%強減少するとインテージは試算しています。また、農林水産政策研究所は日本の一日1人当たりの摂取エネルギーは、過去の消費減の傾向が継続すると仮定した場合、2017年の1907キロカロリーから50年に1648キロカロリーまで減少すると推計しています。日本における食はレス(削減)に否応なく進んでいくようです。

食に限らず、環境への配慮やインフレの進行などによりレス(削減)が進む社会に対して「レス・イズ・モア(少ない方が豊かである)」という提案が必要であると、ユーロモニターが昨年のメガトレンド調査でレポートしています。レス・イズ・モアは近代建築の三大巨匠のひとりと言われている「ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ」が生み出した言葉です。彼の言葉には「神は細部に宿る」というよく知られた言葉もあります。否応なくレスが進む日本の食に関しては、よりこの少し古い言葉を体現することが必要ではないでしょうか。

  • シンプルで原点に回帰した手間がかかってないデザインに簡素化する
  • テクノロジーを駆使して、商品体験をより身近なものにする
  • 選択肢を減らし、限定された高品質な商品に絞る
  • 多様性・包摂性のために、平等性を推進する
  • 環境と経済の両面から脱炭素と廃棄物削減を目指す

ユーロモニターのレポートではそんな道標が示されていました。レス・イズ・モア≒やめて・減らして、幸せになったこと、を数多く提案できるように考えてみたいです。

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この記事を書いた人

マーケティングに関わる仕事に20年以上携わっています。感銘を受けたポップカルチャーをマーケティング視点で記録したり、日々の暮らしや身に着けているもの、健康・投資について記録するためにブログを活用しています。

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