A.P.C. Petit New Standard(プチニュー)/size29を103日1140時間穿いて、12回目の洗濯をしたので、購入当時とのエイジング(経年変化)の様子を記録します。
北風が厳しくなってきたこの頃、高オンスのリゾルトとこのプチニューを意気揚々と穿いて出かける日が増えています。プチニューのテーパードシルエットは、ボリューム感があるアウターによく合うので、冬のコーディネートの方が登場頻度が高くなります。程よく穿いて、程よく洗濯を。そんな感じの付き合いが続いているので、今回も5日ほど程よく穿いて洗濯です。ここまでの表情の変化を記録しておきます。
A.P.C. Petit New Standard ―― 購入当時と12回目の洗濯後の表情の比較
最初に全体観から、左の写真が購入当初、右が12回目の洗濯後の表情です。色は鉄紺から濃青に。シルエットは膝下から裾にかけてのテーパードがより強くなり、キュっと絞られた印象になりました。ヒゲのアタリはまだ短いけれどシュっと横に伸び、チェーンステッチで仕上げた裾のウネウネとしたパッカリングが一番目をひきます。
次にヒゲの部分の近影です。ペタっとした生地感から温かみがあるふっくらとした面持ちに変化しています。短いヒゲと、ポケットの下から股にかけて縦落ちがはじまってきているのが近くからだとわかります。この近さから確認すると、色味が一段と変化していることに気が付きます。近影のカラーは爽やかです。
裾です。購入当初の写真はシングルステッチ。その後、チェーンステッチで再度レングスカットをしています。チェーンステッチのパッカリングによって生地がギュっとねじれています。その影響もあってか、プチニューはほとんど捻じれがないジーンズですが、セルビッジのミミが多少内側に捻じれてきているように感じます。
ヒップです。全体的にのっぺりとした色落ちですが、しっかりと色味の変化が見てとれます。左ポケットの下の生地はガサガサとした印象の縦落ちがあり、中央のベルトループの色落ちが激しくほぼ白色に退色してきています。ポケットとバックヨークもステッチ周辺も退色が早い部位です。全体的にラギッドな面持ちとなり、購入当初のエレガントな表情から大きな印象の変化を感じます。
最後に左膝裏です。ハチノスはほぼないですね。ジャストなサイズ感ではありますが、ハチノスをバキバキにつけるためにはよりスキニーなサイズで、かつ洗濯頻度もより落として穿かないと際立たなそうです。ハチノスをバキバキにつけたいかというと、そんなに拘りはないのでこのまま穿き続けます。
久しぶりのプチニューの変化の記録でした。色味は爽やかに、生地の印象はラギッドに。相反する変化ながらも、穿いていてよりしっくりくるエイジングをしているジーンズです。引き続き、大切に穿いていきます : )
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