A.P.C. Petit New Standard(プチニュー)/size29を110日1245時間穿いて、13回目の洗濯をしたので、購入当時とのエイジング(経年変化)の様子を記録します。
真冬のボリューム感あるアウターにもよく合うけれど、暖かくなってきてスッキリとしたシルエットのジャケットやカーディガンと合わせるのにもバッチリなプチニューです。今年はそんな冬と春が交互にやってくる2月下旬~3月中旬によく穿きました。よく穿いて、洗濯して、また少し表情にも変化があったので、購入当初の表情と比較しながら記録を残しておきます。
A.P.C. Petit New Standard ―― 購入当時と13回目の洗濯後の表情の比較
最初に全体観から、左の写真が購入当初、右が13回目の洗濯後の表情です。色は鉄紺から濃青に。チェーンステッチで仕上げた裾のウネウネとしたパッカリングが一番目をひきますが、裾の変化によってシルエットは膝下からのテーパードがより強くなった印象です。ヒゲのアタリはまだ短いけれどシュっと横に伸び、右膝あたりがもっとも色の変化を感じるポイントです。
次にヒゲの部分の近影です。パリっと糊が効いた生地感からふっくら温かみを感じる面持ちに変化しています。ヒゲは短いかれど、ポケットの下から股にかけて縦落ちがはじまってきているのが近くからだとわかります。A.P.C.のジーンズを愛する人たちが目指すメリハリがある色落ちとはちょっと違うかもしれませんが、この一本はのっぺりと全体的に色落ちさせていく感じで良いと思っています。
裾です。購入当初の写真はシングルステッチ。その後、チェーンステッチで再度レングスカットをしています。チェーンステッチのパッカリングによって生地がギュっとねじれています。ウネウネとしたパッカリングによってだいぶ表情が変わりました。そのままでも十分に細いプチニューの裾ですが、よりタイトにスタイリッシュなシルエットに見せてくれる変化です。
ヒップです。全体的にのっぺりとした色落ちですが、しっかりと色味の変化が見てとれます。左ポケットの下の生地はガサガサとした印象の縦落ちがあり、中央のベルトループの色落ちが激しくほぼ白色に退色してきています。ポケットとバックヨークもステッチ周辺も退色が早い部位です。全体的にラギッドな面持ちとなり、購入当初のエレガントな表情から大きな印象の変化を感じます。
最後に左膝裏です。こちらもA.P.C.好きが目指すバキバキのハチノスとはほど遠い感じですが、これで良いと思っています。ハチノスをつけるにはリジッドのままで長く穿き続けること、スキニーなサイズ感であることが必要ですね。今のボクのスタイルではなかなかハードルが高いです。
プチニューの変化の様子でした。真夏がやってくる前に、あと2度、3度、集中して穿くタイミングがやってくるかな。その時は、また記録に残します : )
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