茶靴が足りない!と思って「パラブーツ ウィリアム(Paraboot William)」のカフェを購入しました。ボクの革靴のラインナップの中でははじめてのダブルモンクストラップシューズです。購入のきっかけや検討のプロセスは以下の記事をご覧ください。
かくかくしかじかでボクの手元にやってきたパラブーツ/ウィリアムのアンボックスと、プレメンテでリスレザーの特長であるブルーム(白い粉)を落とす前後の表情を記録しておきます。
パラブーツ ウィリアム(Paraboot William)のアンボックス
まずはカラーとサイズの確認から。品名はウィリアム/マルシェ2とアッパーとソールの名前が記されています。カラーは「マロン-リス カフェ」となっています。リスレザーのカフェカラーってことですね。ネットショップによっては見た目はカフェで間違いないのに「マロン」と表記されているお店もあるので注意が必要です。
サイズはシャンボード、ランスと同じ「6」にしました。シャンボードもランスもめっちゃタイトに履いていて、まだ足の体調によっては親指と小指が痛くてたまらないときがあるのですが、、ウィリアムは試着したところシャンボードとランスよりもつま先にゆとりを感じることができたので「6」です。
オリーブグリーンの外箱の蓋を開けると、1足ずつシューバッグに包まれたウィリアムが鎮座しています。ランスの時はシューバッグには包まれていなかった記憶があるので、この辺りの扱いはマチマチなんですかね。こうして包まれいた方が期待感が煽られます。
シューバッグから踵をちょい出し。おお。ブルームがたっぷり付着していて、パラブーツ好きな人たちに言わせると「当たり」な革質の予感がします。
はい。当たりでした。ブルームたっぷりです。嬉々としてプレメンテに移ります。パラブーツのリスレザーは履き下ろしてしばらくはクリームを入れず、リスレザーそのものを楽しむ方針です。なので、プレメンテはブラッシングのみ。ブルームを優しく革に戻してあげるイメージでブラシをかけていきます。
パラブーツ ウィリアム(Paraboot William)|ブルームの落とす前後の表情の比較
プレメンテ前後のブルームが付着している表情と、取り去った後の表情を比較していきます。まずは全体観から。何度も言いますが、ブルームたっぷりです。取り除くとステッチが目立ちますね。ステッチのカラーは最初は悩むポイントだったけれど、しげしげと眺めるうちにめっちゃ好きになったアクセントです。いずれカラークリームを入れるときにはステッチは気にせず塗布していこうと思っていますが、どのように変化していくのかも楽しみです。
アッパー部分をアップで見てみます。ブルームを革に戻した後のリスレザーの鈍く輝く剛健な表情が大好きです。右足のストラップの下あたりに小傷を見つけましたが、まぁ気にせずガンガン履いていくことにします。
横顔です。ダブルモンクストラップはシックで大人っぽいですね。カラーもシックな濃茶のカフェにして大成功です。横から見るとキャップトゥと本体の革の光り方が違うような気がします。鏡面仕上げにはしませんが、普通にお手入れするだけでつま先が光りそうな雰囲気です。
後ろ姿も記録しておきます。肉厚なラバーソールです。ランスと同じマルシェ2です。シャンボードのパラテックソールがポコポコと跳ねるような歩き心地に対して、マルシェ2はギュムギュムを地面を掴むような歩き心地だとボクは感じています。
履き下ろす前のソールの状態も記録のために残しておきます。パラブーツを履いていて、肉厚なソールは当分の間交換や補修は必要いらないと実感していますが、つま先の削れは早めの対処が必要そうです。2年近く履いているシャンボードは出し縫いのステッチまで削れてきました。パラブーツのラバーソールのつま先の削れに対するよい対処方法があったら教えて欲しいです。
革靴のラインナップとパラブーツのラインナップ
さて、今回新たにウィリアムを迎えてパラブーツのラインナップは4足になりました。いずれも愛しい靴たちです。履きこみ期間が長い後列のシャンボード2足の方が、革が柔らかい表情になりツヤも出ています。ランスもウィリアムも大切に履いていくことで、シャンボードのようなエイジング(経年変化)をしてくれることを期待しています。
記念なので主力9足のシューサークルの写真も撮りました。ウィリアムのカフェを加えることで、劣勢だった茶靴のラインナップもバランスが取れました。内羽根キャップトゥから、Uチップ、ローファー、フルブローグ、そしてダブルモンクストラップと、フォーマルな場面からカジュアルな休日まで余裕でカバーできるラインナップです。本当にこれで必要十分。革靴のコレクションはこれでしばらく打ち止めにします。
愛おしい靴たちを、毎日楽しみながら選んで履いてお手入れして。永く付き合っていきます : )
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