もしかしたらネイビーの販売が終了してしまうかも?という危機感に背中を押されて、ボタンも押してしまったトートバッグ「Filson/フィルソン ラギッドツィル トートバッグ ウィズ ジッパー」が届きました。
評判通りのハリとツヤがある肉厚な22ozのラギッドツィルの本体と、こちらも肉厚で強靭なブライドルレザーのストラップで構成されるトートバッグは、購入当初の凛々しい表情とともに、エイジング(経年変化)した後の愛くるしい表情も目に浮かぶようで。絶対に大切に永く使うぞという意気込みがフツフツと沸いてきます。これからの変化の記録のために、購入当初の表情と、シンプルが故に奥が深いこのバッグの使い方を記録しておきます。
フィルソン(Filson)ラギッドツィル トートバッグ ウィズ ジッパー ―― 購入当初の表情
最初は梱包の袋から出したての姿を。22ozのラギッドツィル生地があまりにも肉厚なため、袋に入れた姿のままの形そのままがクセになってしまっています。ブライドルレザーのストラップが折りたたまれて入れられているポケットも、ストラップの形が浮き出ています。重量もずしっとした重みを感じ、強靭なトートバッグであることを再確認する佇まいです。
正面から見てみます。こちらはキーフックがついている面です。記録用に仮に「キーフック面」と呼びたいと思います。マチなしの大きなポケットがついています。ストラップを取り出してもその形がそのまま残るぐらい、肉厚でハリと強さがある生地です。
こちらの面のポケットに、キーフック付きのストラップが縫い付けられています。シンプルでミニマルな構成のトートバッグです。小物の収納のために、このキーフックは最大限活用しようと考えています。使い方は後述します。
反対側です。こちらにはポケットの内側にフィルソンのロゴが縫われています。なので「ロゴ面」と呼びます。ポケットの内側を見なければ、キーフック面と同じビジュアルです。どちらを内側にして持ち歩くかでエイジングの状況が変わりますが、最初はキーフック面を内側にして持ち、様子を見たいと思います。
ポケットの裏側につけられているフィルソンのロゴです。見えないところに配されているロゴにブランドの自信が現れているようです。ミニマルでいいですね。
バッグの上面です。ジッパーは真鍮製です。永く使えて、使うほどにエイジングが楽しめる。こうした細部にもフィルソンの拘りが感じられます。ジッパーのとってには、ブライドルレザーの大きなストラップがつけられています。使いやすいですし、チャームにもなっています。こうした意匠にも魅力を感じます。
キーフック面を正面として右側の側面です。左右の側面にもマチなしのポケットが配されています。携帯や水筒、折り畳み傘を入れるのに便利なポケット&サイズです。
左の側面も記録用に写真に残しておきます。
底面です。マチ幅が広く、荷物がたくさん入れられます。ビス等はついていませんが、購入当初は生地の厚みもハリもあって、このまま自立します。底面はやっぱり一番劣化が気になる部分ですので、観察していきます。
メインの収納部分です。容量は25l。内側にはポケット等は一切配置されていません。それ故に何でもバカバカと入ります。内側にポケットがないことで、財布やキーケースなど大切なものの収納にちょっと悩みますが、その辺りの使い方・収納方法は後述します。
ブライドルレザーのストラップのアップ写真も残しておきます。肉厚で光沢があります。ブライドルレザーには以前から興味があって、ブライドルレザーの財布と名刺入れを保有していましたが、どちらも良いエイジングが進まずに手放してしまいました。持ち歩いて一番負荷がかかるストラップです。ブライドルレザーの耐久力と、美しいエイジングに今回は期待します。
改めてラギッドツィル生地です。コットン100%の糸を使って22ozの厚みに織り上げられており、ツイル(綾織り)ならではの細い畝が見て取れます。フィルソンでは糸の段階でパラフィンベースのワックスにい浸して、耐久性と耐水性を強化しているとのこと。エイジングの末に生地がヘタってきたら、グリーンランドワックスを使って、自前のパラフィン加工にチャレンジしたいと思っています。
フィルソン(Filson)ラギッドツィル トートバッグ ウィズ ジッパー ―― 荷物の収納方法・使い方
フィルソンのトートバッグにおける、荷物の収納方法や使い方を記録しておきます。重要なのはキーフック面のポケットの使い方です。内側にポケットがないため、財布やキーケースなどはこちらのポケットを上手く使いたいと思っています。でも、そのまま財布を入れておくには不安。なので、別途ポーチを購入し、その中に財布とキーケース、名刺入れをまとめて入れることにしました。それから、飛び出しても落ちないように、バッグのキーフックにつけられるストラップをこれも別途用意しました。
その他、携帯用のシューホーン(靴ベラ)と、airPodsProもキーフックにつけてここに収納します。前述のポーチにつけたストラップですが、なかなか使いやすくて安価なものを見つけたので紹介します。
こちらです。イタリアンレザー製です。フックが2つとリングがついていることで、このようにリング状にして、バッグのストラップに付けることもできます。濡れた折り畳み傘など、バッグの中に入れたくないものは、このストラップを使ってバッグの外に吊り下げる形で携帯したいと思います。ちなみに、イタリアンレザー製のストラップは、ポーチにつけておくものと、こうして非常時に使うために、2本買いました。1本1000円です。
小物はポケットに入れて、メイン収納にはPCやPC小物、iPadを入れたバッグインバッグと水筒、折り畳み傘を収納します。水筒と折り畳み傘は側面のポケットを使う方法もありますが、通常時はあまりバッグからモノが覗かないようにしたいので、メイン収納部に入れて持ち歩きます。
側面のポケットにはスマートフォンを。とりあえず、入れるモノは最小限にしていこうと思います。
ということで、「Filson/フィルソン ラギッドツィル トートバッグ ウィズ ジッパー」の購入当初の表情と使い方の記録でした。伝えたい部分が多すぎて、写真いっぱいの記事になってしまいました。それだけ魅力が詰まった一品だということです。最後に、同じフィルソンのマッキーノウールベストと一緒に。質実剛健な機能面も同様ですが、ビジュアルが醸し出す雰囲気もラギッドで大人な男になれそうなフィルソンのアイテムたちです。
大切に永く使って、ラギッドで渋い大人になりたいと思います : )
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