秋も深まり、バブアーの季節ですね。ミドル丈のジャケット、というフォルムだけでなく、歴史があるバブアーの枯れたデザイン・印象がきっと秋という季節にピタリと嵌るのだと思います。ボクも1着目のバブアーを買ってから7年が経ちましたが、ずっと飽きずに毎年袖を通しています。バーク(茶色)のビデイルは7年が、セージのビューフォートはもうすぐ5年になります。
最初の頃はマメマメしくオイルをリプルーフして楽しんでいましたが、ここ2年はオイルを入れることなく過ごしていて。このまま自然に草臥れていく姿もかっちょいいのかも。と今は思っています。これからは本当に乾燥が気になる部分だけ、部分的にオイルを入れて。なんてメンテナンス・運用をしていこうかなと考えています。
そんな風に永い付き合いになってきたバブアーですが、この辺りで現在の表情を記録しておきたいと思いました。購入当初との変化も、当時の写真と並べてみることで確認できればと思います。
バブアー ビデイル(Barbour Bedale)―― 7年後の表情
最初に7年着たバーク(茶色)のビデイルから。左が購入当初、右が7年経った後の写真です。このビデイルは自分でリプルーフを3回行いました。色ムラがあったり、テカリが出ていたり、黒ずみが目だったり。大分草臥れてきていることが分かります。3回目のリプルーフではオイルを入れすぎてしまったこともあり、ずっしりと重みが感じられる生地感になっていて、オイルのニオイも少し気になります。でも、好きです。
次の襟元のアップの写真で比較します。バブアーのチャームでもあるコーデュロイの襟が美しいまま顕在です。リプルーフできるコットン生地部分と違って、コーデュロイの襟はどうお手入れしたら良いのだろう。と最初は不安に感じていた部分でしたが、マメにブラッシングするだけで、良い状態のまま着続けることができています。
背中のアップ写真です。リュックを背負うことが多かったので、肩から背中にかけての生地の痛みが良く分かります。改めてこうして確認すると、コットンに穴があいてしまうかもというぐらい消耗していますね。。オイルをリプルーフするとしたら、この肩あたりかなと思っています。なかなかにエイジングが進んでいるビデイルでした。
バブアー ビューフォート(Barbour Beaufort)―― 4年後の表情
次に4年着用してきたビューフォートです。まずは全体観の写真から。左が購入当初、右が4年後の表情です。このビューフォートはオイルのリプルーフは1度も行ってきませんでした。比較した写真で見ると、オイルが抜けて、テカテカとしていた最初の表情に比べて、しっとりとした生地感になっていることが良くわかります。こんなに変化があったんだな。と気が付きました。優しい表情への変化だと感じていますが、このままナチュラルにエイジングしていくのがベターかなと思わせてくれる変化です。
ビューフォートの襟元です。ビデイルと同様にコーデュロイの襟は良い状態のままです。襟の内側も汚れは目立たず。やっぱり着たらブラッシングが基本ですね。
背中というか裾の部分です。リュックを背負うと底面があたる部分のオイルが落ちて色の変化がわかります。この辺りも生地の痛みが気になってきたら部分的にオイルリプルーフする部位かなと思っています。とはいえ、背中はまだまだきれいな状態です。
7年モノのビデイル、4年モノのビューフォートのバブアー2着のエイジング(経年変化)の様子をまとめました。着用年数が長いので当たり前ですが、ビデイルは大分ラギッドな雰囲気になっています。一方でビューフォートはまだまだキレイ目にコーディネートできる見た目のままです。リプルーフを控えてきたのもあるかもしれません。今後は基本的にリプルーフは最小限に、自然なエイジングに身を任せて永く着続けていこうと思います : )
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