年末年始に昨年よく使った「バギーポート(Baggy Port)帆布×オイルレザー 2wayリュック」をメンテナンスしました。
購入から1年半が経ちますが、リュックとトートの2Wayという使い勝手の良さと、PCや資料、水筒と折り畳み傘を入れても十分なサイズ感で、バッグの中でも一番の主力として活躍してくれています。加えて、帆布(キャンパス地)とレザーという、エイジング(経年変化)が期待できる素材でもあることから、お手入れと変化を楽しみながら背負って出かけています。
帆布の部分はグリーンランドワックス(蜜ロウ)で、レザーの部分は革靴と同じお手入れ方法でメンテナンスしたので、その過程と、購入当初からのエイジングの様子を記録に残しておきます。
バギーポート(Baggy Port)帆布×オイルレザー 2wayリュック~メンテナンス方法
まずは汚れ落としから。帆布の部分を水に浸したスポンジで拭いていきます。ひたひたになるぐらいの水分で拭いていくので、次のステップに進む前に水分がなくなるまで干して乾かします。
生地が乾いたら、グリーンランドワックス(蜜ロウ)とヒートガンでパラフィン加工していきます。まずはグリーンランドワックスをたっぷりと塗り込んでいきます。
上の写真のように、生地が白くなるぐらいたっぷりワックスを塗り込みます。過剰なぐらい塗った方が、ヒートガンでワックスを溶かして馴染ませた後に生地がハリっと仕上がるのでオススメです。
たっぷりグリーンランドワックスを塗布後にヒートガンでワックスを溶かしつつ、生地に馴染ませていきます。上は以前に作業工程をタイムラプスで記録した動画です。実際の作業時間は全体でも30分かからないぐらいなので、手軽で満足度が高いメンテナンス方法です。
次にレザー部分のお手入れです。革靴と同じように、ステインリムーバーで汚れを落とし、デリケートクリームで保革。シュークリームジャーで補色を行った後にブラッシングして完了です。帆布もレザーもお手入れが完了したので、メンテナンス後の表情と、購入当初の表情を比較してエイジングの状況を確認します。
バギーポート(Baggy Port)帆布×オイルレザー 2wayリュック~購入当初と1年6ヶ月後の比較
最初に表面の全体観から。フォルムが変わりましたね。。いつも重たい荷物を詰め込んで歩いているからですが、底面が下に下がるように全体観が丸みを帯びてきました。購入当初のハリっとした表情も好きですが、今の顔つきもOKです!
続いて、裏面の全体観です。違いが目立つのがリュックのストラップです。ツルっとした表情が、クタっと柔らかい表情に変わりました。背負いやすさは今の方が高いと思います。
トートのストラップ部分をアップで見てみます。こちらも帆布の生地部分が伸びましたね。生地は購入当初からだいぶしらっちゃけてきましたが、それでもグリーンランドワックスを塗り込むことで、ハリと黒さが戻ります。
前面のレザー部分のアップ写真です。シワ感と光沢が出てきました。ここは傷がつきやすく、また目立つ部分でマメに手入れが必要なところですが、なかなかできていません。しっかりメンテナンスすればよい表情になるので、気を付けたいです。
最後の底面です。いつも重い荷物を詰め込んでしまっていますが、まだしっかりしています。4つのビスで守られているのがポイントですね。まだまだ永く使えそうな、2Wayリュックです。愛情込めてお手入れしながら、使っていきます : )
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