パラブーツ シャンボード(Paraboot Chambord)マロンの購入から約3年が経ちました。着用回数は手元の集計によると75回です。
他の革靴たちと着用回数のバランスを取るべく、このシャンボードは控えめに履いていますが、ここ1年で12回。月イチペースの登板頻度となりました。それぐらいしか履いていなかったかな。。もっと履いている気もするけれど。それでも、履いて出かけると気分が上がる靴であることは変わりません。他の靴たちとのバランスもとれてきたので、次の1年はもっと履いていきます。
履き心地は相変わらずポコポコと小気味よい感じです。履いていてストレスを感じることはほぼありませんが、時おり足の調子によっては右足の小指辺りがあたってちょっと痛いと思うことがあります。コーディネートは週末のカジュアルな装いにも、ウィークデイのジャケパンにも100%マッチする万能な面構えです。先日は娘の小学校の卒業式に、このシャンボードを履いていきました。
3年経っても変わらずに愛情を注いでいる、シャンボードの今の表情を、購入当初と比較しながら記録しておきます。
パラブーツ シャンボード(Paraboot Chambord)マロン ―― お手入れの方法
お手入れ、靴磨きの方法はずっと変わりません。
- 馬毛のブラシで全体のホコリを落とす
- ステインリムーバーをクロスにしみ込ませて表面をクルクルと撫でるように汚れを落とす
- リッチデリケートクリームをペネトレイトブラシで塗布して保湿する
- クリームナチュラーレ(ミディアムブラウン)をペネトレイトブラシで塗布して補色する
- 馬毛のブラシでブラッシングしてクリームを馴染ませる
パラブーツのリスレザーにはエム・モウブレイの「クリームナチュラーレ」がベストだと思って、ずっと使っています。クリームを塗布後、ブラッシングすると控えめだけど美しい光沢がみるみる革に広がる様子に、靴磨きの醍醐味を感じています。
パラブーツ シャンボード(Paraboot Chambord)マロン ―― 3年後の表情
最初は全体観から。左が購入当時、右が3年後の表情です。購入当初のピカピカ光るような革質から、3年経って柔らかくフワっと光る表情になりました。今回から変化の表情を記録するときにはシューツリーを外した表情の写真にします。そうすることで、優しい履きジワがより際立って見えてきました。革の色も大分変化しました。赤茶色から濃茶色に変わりました。
次にアッパーをアップにした写真で比較します。購入当初はツルツルとした革面でしたが、今は大きくボコボコとうねる表情です。こうして見ると武骨でラギッドですが、履いているとそれほど野暮ったくはなく、キレイ目にも履いていけます。
横顔です。よくよく見ると小傷がいろいろついていたりしますが、靴磨き後はそんなに目立ちません。アッパーに大きくうねる履きジワが入ったことで、ノーズが短くなった印象です。
後ろから、かかとの様子です。こちらもよくよく見ると小傷が各所についています。パラテックソールは外側に削れが見てとれるようになりました。履き口はしっかりしていて、ヒールをかっちりとホールドしてくれています。
最後にアウトソールも見てみます。つま先とかかとが削れていますが、まだメンテナンスをする予定はありません。パラテックソールの特徴であるRP(創業者の「リシャール・ポンヴェール」の頭文字)の凹凸は健在です。ソールは細かく補修をすることなく、このまま履ける限り履いて、その時がきたらパラブーツ直営店でオールソールする予定です。
履きはじめから3年が経ったパラブーツ/シャンボードでした。とっても好きな一足なので、次の一年はちょっとペースを上げて履いていきます : )
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