3人のZ世代のフィーメイルアイコンを明るく称賛し、不確実性の時代を前向きに考えてみる。

2020年代は世界的なコロナ禍にはじまり、ブラック・ライヴス・マターの広がり、気候変動による水害、記録的な猛暑。さらに、中国の香港への過激な対応と、それを背景にする米中の分断もあり。世紀末を感じさせる、まさにブラック・スワンな不確実性の時代と言える状況です。

こうした世界情勢に個人的な仕事面での不安定な状況、連日の猛暑も加わり、頭も体も重ダルく、鬱々とする気分が続いてしまいます。だけどね、そんな悶々とした状態でいてはいけない!とか、元気になるわ。というマインドセットをしてくれる事象や状況もあって、この想いをちゃんと残しつつ、前向きに考えるためにブログを書きます。今、この世界で問題から目を背けずに対峙して、世界を制度を変えようとするZ世代の女性たちと、彼女たちと聴きたい一曲についてです。

2019年に大人たちの耳目を集めたのは、気候変動の活動家「グレタ・トゥーンベリ」と、銃規制の活動家「エマ・ゴンザレス」でした。そして、今は香港の政治運動家の「周庭(アグネス・チョウ)」です。いずれも1990年代の後半以降に生まれた、所謂Z世代と呼ばれる女性たちです。彼女たちに対してはたくさんのオピニオンがあります。大人たちに踊らされているとか、若者に重荷を背負わせすぎだとか。深く調べたり、考えたりすればいろいろな想うところが出てきてしまうけれど、今は純粋にただただ明るく彼女たちを称賛したい気分です。

大多数の人が大きすぎて抱えきれない問題と対峙して、我々に勇気を与える言葉を残す彼女たちの活動と言葉を残しておきます。

目次 - post contents -

周庭(アグネス・チョウ)

周庭

10代のころから香港の民主化のための政治活動を行ってきた周庭。ヒロイックな姿だけでなく、人間味あふれる愛嬌ある姿もインターネット、SNSを駆使して発信することで共感を呼び、そして伝えたいこと、多くの人が知っておくべきことに耳を傾けさせる。ずっと訴え続けてきたことと逆回転して悪い状況に陥った今、拘束され、それを「今までで一番怖かった」と素直に言い、そして「でも戦い続ける」と表明するその姿に、感動と勇気をもらいます。
 

グレタ・トゥーンベリ

グレタトゥーンベリ

その言動に多くの共感と、もしかしたらそれ以上のアンチを生んだ気候変動の活動家。彼女の発言は感情的で幼稚な側面も確かにあるかもしれない。でも、彼女が強く主張するのは「科学者の声を聴いてほしい」ということ。グレタのその大きな声は自分の声を聴いて欲しいと発せられるものではなくて、政治家や企業家の声ではなくて、地球とデータと向き合う科学者の声に世界中が早く気が付いて欲しいと発せられる声なのです。その背景を知れば、彼女の悲痛な叫びの真意がわかる気がします。
 

エマ・ゴンザレス

エマ・ゴンザレス

フロリダ州・パークランドの高校の銃乱射事件の当事者であり、銃規制の活動を続けるエマ。彼女はバイセクシャルで優柔不断なので、好きな色も選べない。と言うけれど、資本主義の超大国アメリカ合衆国が曖昧におざなりにしている銃に関する問題に対しては、真正面に立って「反対」を訴え続ける。若く優柔不断な彼女は、多くの人たちが見守る演説会場で、銃乱射が続いた6分20秒と同じ時間を沈黙で耐え、人々にその恐怖と悲しみを共感できる時間を与えた。「どうか、自分の人生のために闘ってください。それが他人の手に委ねられる前に」という彼女の言葉を聞くと、鬱々としている場合じゃない。と強く思う。
 

ケイティ・ペリー「Roar」

そして、今。周庭とグレタと、エマと聴きたい。唄いたい曲が「ケイティ・ペリー」の「Roar」です。彼女たちの活動と、この曲のリリック、リズムを重ねて聴いては勇気をもらい、元気な気持ちになっています。

口を閉ざして 息を殺してたあの頃
波風を立てて 面倒事になるのが怖くて
静かに座って 黙って頷いてた

こんなリリックからはじまるこの曲は、抑圧された女性たちが立ち上がる姿を描きます。

押さえつけられても 立ち上がった
さあ 埃を払い落として
聞こえるでしょう この声が この音が

アンチの声や制度に押さえつけられても、それらを払い落して立ち上がり叫び声をあげます。

この目に宿る虎が 戦士が 炎のなかを舞う
私は王者 この雄叫びが聞こえるはず
その声は 獅子よりも大きく
私は王者 この雄叫びが聞こえるはずよ
今では 蝶のように羽ばたける
ハチのような針で 上り詰めた
ゼロから 自分のヒーローへと

いいですね。ケイティ・ペリーというポップ・アーティストが唄う歌ですが、これも今は純粋に明るく称賛したいと思います。周庭、グレタ、エマの活動と、この曲を支えにして、今この不確実性の時代を少しでも前向きに考えてみたいと思います。全然まとまっていないけど、思っていること、感じたことを書いてみて、鬱々とした気分が少し晴れてすっきりしました。さて、夏休みは終わっちゃったけど、まだまだ暑いけど。世界は不確実だけど、前に進みます : )

3人のZ世代のフィーメイルアイコンを明るく称賛し、不確実性の時代を前向きに考えてみる。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

sharing is!

この記事を書いた人

マーケティングに関わる仕事に20年以上携わっています。感銘を受けたポップカルチャーをマーケティング視点で記録したり、日々の暮らしや身に着けているもの、健康・投資について記録するためにブログを活用しています。

コメント - comments -

コメントする

CAPTCHA


目次 - post contents -