エイジング(経年変化)を楽しむための素材と色とを整理してみる~素材はレザーとコットンで、色は濃い目がよいのだ。

えーと。先日40歳を迎えました。不惑と呼ばれる年です。

そんなのみんなきっと実感はないと思うし、ボクも同様です。ただ一つだけ最近富に思うのは「永く一緒にいられるものに囲まれていたい」という感覚です。不惑というか、不変というか、経年というか。。

もともと辛抱強い性格を自認しています。仕事はプロパーで入った会社を18年勤めて役員になることができました。奨学金は15年かけて返して、今は35年の住宅ローンをコツコツと返済中です。新しいテクノロジーに対してミーハー的にチャレンジすることは仕事柄続けていますが、根本は不惑や不変、経年が性に合っています。

ここ5年ぐらいですかね。そんな感覚が強くなって、カネとモノに関して「永く一緒にいられるもの」を集めています。今回はそのモノの部分。身に着けるモノで拘っているエイジングして永く一緒にいられるモノの要件を整理して記録しておきます。

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エイジング(経年変化)して永く一緒にいられる素材

それはもう、レザー(革)とコットン(綿)です。ファブリックを選ぶときには繊維を見て、ポリエステルやナイロンが混合されたものを避けるようにしています。あとはシャツではリネン(麻)、ネクタイではシルク(絹)といった天然繊維も好んで選んでいます。

靴とバックと財布などの小物はレザーで揃え。ファブリックはコットンですが、コットンそのものに加えてデニムのジーンズや、アウターでは加工をしたオイルドコットンやコットンゴアのコートを揃えて、永く着ていこうと思っています。それぞれの魅力を一言でまとめると以下の通りかなと。

好んで揃えている素材とその魅力

  • レザー…お手入れするごとに育っていく
  • コットン…洗濯するごとに色落ちしでも強くなる
    • デニム…強い繊維で永く穿けて穿き込むごとに自分色になる
    • オイルドコットン…お手入れするごとに自分色になる
    • コットンゴアテックス…防水透湿の高い機能性を持ちつつ美しく色落ちする

こんな感じですが、愛用しているモノと一緒に詳しく説明していきます。

レザー(革)のエイジング・経年変化

パラブーツのリスレザーには「アリニンカーフクリーム」が程よい感じかも

レザーの魅力、というかエイジングそのものの魅力に気づくきっかけになったのが革靴です。それまでは履きつぶしていた靴をふとしたきっかけでお手入れしてみると、こんなにもレザーっていうのは甦るのか。ってそんな実感がエイジングに嵌るきっかけになりました。

上の写真のParaboot(パラブーツ)もヘロヘロなユーズドを安価で手に入れて、お手入れして甦って。今、とても愛着を持って履き続けています。

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BAGGY’S ANNEX(バギーズアネックス) 3wayトート&リュック レザーバッグ お手入れ後

仕事用バッグに求める要件を満たしてくれたレザーバッグです。大きくて何でも入って、リュックとトートの2つの持ち方ができて、大好きなネイビーカラーであること。この要件を満たすレザーバッグはなかなか見つからなかったのですが、これならばOKです。

そんななかなかないお気に入りだから、永く持ち続けるために丁寧に使うとともに、しっかりお手入れして愛用しています。色が褪せても補色ができたり、擦り切れてきてもクリームでしっとりさせることができたり。レザーだからこそ自分が満足できる状態で使いつづけられるものだと思います。

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レザージー ブライドルレザー 長財布|しっとり革で薄手のL字ファスナー財布はかっちょ良くてエイジングが楽しみ

財布もレザー素材ですが、レザーの中でも剛健なブライドルレザーの財布を使っています。革にしっかりとオイルをしみ込ませて鞣した使い込むほどにテラテラとした輝きを放つようになるレザーです。他にもコードヴァンやクロムエクセルなど、鞣し方で様々な表情やエイジングを楽しむことができるのもレザーの特長です。

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その他にも、名刺入れやノートカバーなどレザー製に拘って買い求めて、永く使おうとお手入れを繰り返している小物たちがあります。コットンに比べてレザーの変化はゆっくりなので、エイジングを強要することなく、のんびりと付き合っていきます。

コットン(綿)のエイジング・経年変化

Petit New Standard(プチニュー) 27 洗濯 乾燥前

革靴に続き、エイジングの魅力に嵌ってしまったのがデニム素材のジーンズです。ジーンズもそれまではポリエステル混のストレッチが効いたタイトなスキニージーンズを買っては履きつぶしていました。今はコットン100%のデニム生地に拘っています。

一番のお気に入りはA.P.C.のPetit New Standard(プチニュー)です。14.5ozの肉厚なコットン生地と、流麗なシルエット、過度な装飾を排したミニマルなデザインが永く飽きずに穿き続けられると実感させてくれます。

デニムのお手入れは洗濯ですが、少し前までは極限まで洗濯しないようにと穿いていましたが、今は少し洗濯の考え方に変化がおきました。それは他のコットン素材のファブリックたちの洗濯することで自然なエイジングをしていく姿が気づかせてくれたことでした。ジーンズにとって洗濯は悪と思っていた考えが、今は正しくエイジングするために必要なものと思って、適度に洗濯をしていこうと思っています。

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Barbour BeaufortSL(バブアー ビューフォートSL)とBedaleSL(ビデイルSL)との比較

オイルドコットン素材のバブアーです。オイルドコットンはコットンにオイルをしみ込ませて、防水・防寒機能を高めたテクスチャです。機能性もさることながら、着る人によって千差万別なエイジングをしてく楽しみや、クリーニングできない素材を自分で水拭きしたり、オイルをリプルーフしたり、手間をかけてお手入れする楽しみがある素材です。

10年着たよ、20年着たよ。という猛者たちもいる愛されるアウターです。ボクも苦労しながらお手入れを楽しみ、年々愛着が増しているモノです。

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nanamica GORE-TEX Soutien Collar Coat(ナナミカ ゴアテック ステンカラーコート) クルーザージャケット

コットンゴアテックス素材を使ったnanamicaのアウターです。バブアーの昔ながらの工夫とは違い、ゴアテックスというテクノロジーを活用して防水透湿機能を持ったテクスチャです。ゴアテックスを纏うことでハリっとした素材となったコットンは、通常のコットンよりもアタリが付きやすくよい表情でエイジング・経年変化してくという評判です。

この素材のお手入れは洗濯です。ガンガン洗濯したほうが機能性も維持できるという気軽さで、ついつい登板頻度が高まります。ボクも家の洗濯機で水洗いにチャレンジしてみましたが、なかなか大変で、今シーズンが終わったときには大人しくクリーニングに出しました。

高い機能性と洗練されたデザインを持ち、さらにエイジングまで楽しめるというコットンの中でも今のところ最強クラスに位置するテクスチャです。

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その他のコットン素材では、Champion(チャンピオン)の7.1ozの肉厚なTシャツ「T1011」や、コットン100%に拘って買ったGramicci(グラミチ)のショーツ、つい先日買い求めたUNIQLOのコットンとリネンのネイビーカラーのシャツなどが、これからのエイジング・経年変化を楽しみにしているファブリックです。

エイジング・経年変化をよりよく楽しむための色

UNIQLO 天然繊維 ネイビー シャツ

エイジングを楽しむためにはそのカラーも大切な要素です。濃い色の方がアタリをくっきりと実感できますが、その中でもボクは圧倒的にネイビーが好きです。今持っているファブリックの中でエイジングの期待感が高い順番に色を並べてみます。

  1. ネイビー(紺)
  2. ブラック(黒)
  3. カーキ(深緑)
  4. グレー(灰色)
  5. ピンク(桃色)
  6. ブルー(青)

といったところでしょうか。濃い色が並んでしまうところがもどかしいところですが、ホワイト(白)を上手く使って着こなしていければと思っています。最近はカーキのパンツが欲しくて、すこしゆるっと穿くことができるベイカーパンツを検討しています。コットン100%の軍パン、ベイカーパンツも美しくエイジングするという評判です。

たった今、実感しているエイジングや経年変化をより楽しむためのまとめでした。まだまだこれから知ったり実感したりすることもたくさんあるだろうし、気持ちの移り変わりも今後もあると思うので、また知識や変化が得られたときには整理をしてみようと思います : )

エイジング(経年変化)を楽しむための素材と色とを整理してみる~素材はレザーとコットンで、色は濃い目がよいのだ。

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この記事を書いた人

マーケティングに関わる仕事に20年以上携わっています。感銘を受けたポップカルチャーをマーケティング視点で記録したり、日々の暮らしや身に着けているもの、健康・投資について記録するためにブログを活用しています。

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