リゾルト 710(Resolute 710)を256日3070時間穿いて29回目の洗濯をしたので、購入当時とエイジング(経年変化)の様子を以前と今の写真を重ねながら記録しておきます。
節目となる3000時間を超えました。こんな長い時間穿いているのに、未だに飽きることなく、その変化の様子にますます愛情が高まっています。こんなファブリックはなかなかないですね。今までいろいろなジーンズを穿いてきて、このリゾルトは40代になってから穿きはじめました。細すぎず、でもだらしなくならないぐらいにジャストなサイズ感。バキバキのハードなアタリが付く色落ちではなく、程よく枯れた大人の雰囲気の色味などなど。40代の自分にとてもフィットしているからこそ、3000時間穿いてなお愛情が増しているのだと思います。
さて、そんなリゾルトですが、関東では例年よりも遅い梅雨入りがあり、梅雨らしくジメジメと蒸し暑い雨の日が多くなっています。最大限の愛情を感じつつも、さすがにこの季節に13.75ozのデニム地は穿きづらく、今回の洗濯以後はちょっと小休止かな。と思っています。
3000時間をともにした、リゾルトの今の表情を記録しておきます。
リゾルト 710(Resolute 710)購入当時と29回目の洗濯後の表情の比較
最初に全体観です。左の写真が購入当初、右の写真が28回洗濯した後の表情です。全体的に鉄紺だったカラーが、ブルーに変化しています。股間から左右に伸びる複数のヒゲのアタリが3000時間の経過を感じさせます。でも、ヒゲの上にはまだ濃紺な生地が残っていますね。こうしたコントラストもとてもおもしろいです。左足のセルビッジのミミも時間の経過を感じさせてくれます。購入当初よりも右に捻じれて走るセルビッジのミミ、この変化によってシルエットもスリムになり、よりスタイリッシュに穿くことができています。
ヒゲをアップです。この近さで見ると、横に走るヒゲのアタリとクロスして、腿の辺りまで縦に色落ちも進行しています。横に走るヒゲの大きくゆったりとしたアタリに対して、縦落ちはザラザラとした生地感です。ラギッドな雰囲気を感じさせる変化です。
左足のスソです。チェーンステッチのパッカリングがウネウネと走り、生地が右方向に捻じれることでキュっとタイトに締まりました。ストレートシルエットのジーンズだけど、こうした生地の変化によって、ゆるやかにテーパードするように腿から裾にかけてシルエットが変わってきています。
ヒップです。全体的にザラザラとした印象の縦落ちが見てとれるようになりました。それとともに、生地の柔らかみも感じられるようになってきたと思います。とはいえ、穿いてみるとまだヒップラインは体の線に沿ってジャストフィットで、清潔感あるシルエットを維持しています。
最後に左膝裏のハチノスです。ハチノスのアタリはうっすら。以前穿いていたタイトなジーンズであれば、ハチノスはバキバキのアタリがついたし、それが好みだったのですが、今の気分はこれぐらいで十分です。40代になって3000時間穿けるジーンズは洗濯の方法もアタリの付き方も余裕とゆとりが持てたジーンズです。気軽に心地よく、これからも永く穿いていきます : )
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