この冬で3期目を迎えるナナミカの「ゴアテックス ステンカラーコート(nanamica GORE-TEX Soutien Collar Coat)」です。防水透湿の薄手の生地であることと、Aラインのステンカラーというベーシックなフォルムであることで、早秋から春まで長い期間、ビジネスシーンから休日まで着用できることで、ボクのラインナップの中で最も登場頻度が高いアウターです。
今期も早速10月末から着用をはじめていますが、登場頻度が高くクリーニングや自宅での洗濯も頻繁に行ってきたこともあって、3期目を迎えて愛着が増すエイジング(経年変化)の様子が見て取れるようになりました。今期もたくさん着たおす前に、その表情を記録しておきます。
ナナミカ ゴアテックス ステンカラーコート(nanamica GORE-TEX Soutien Collar Coat)|3期目を迎えたエイジング(経年変化)の表情
最初に全体観です。濃紺から少し薄く退色がはじまっているでしょうか。より変化を感じるのはステッチ周辺です。正面から見ると、ポケットのステッチ周辺、衿のステッチ周辺。それからフロントラインのステッチ周辺にウネウネとした良い感じのアタリがついています。それでも3レイヤー生地の表情は当初と変わらずハリッとしていて、理想的なエイジングをしてくれています。
次に衿と肩口周辺のアップの写真の比較です。全体的にはハリっとした表情のままと前述しましたが、リュックを背負うことが多いので肩口だけは少しクタっとした雰囲気になっています。退色も進んでいる部位です。肩口のステッチ周辺のアタリもハッキリとわかります。
背中です。縫い合わせる部分が何本も通っていてエイジングの進行が分かりやすい部位です。ステッチ周辺と裏側に貼られた止水テープのアタリが良くわかります。ナナミカのコットンゴアテックス生地はセルビッジジーンズのミミのようなアタリがつくと評判ですが、まさにそんな表情が見て取れます。
同様にセルビッジジーンズのミミのようなアタリがついている部位が袖周りです。
ステッチの両脇に止水テープの跡によるアタリが見て取れます。このように防水機能面でもデザイン面でもよい役割をしてくれている止水テープですが、洗濯を繰り返すことではがれてしまう部分も出てきました。
衿の裏側の部分ですが、小さい止水テープがはがれていました。アイロンの熱で固める衣類用の糊などで止められると思いますが、影響が小さい部分なのでひとまずこのまま様子を見ます。
きっと今年もたくさん着るので、よりエイジングが進んで一層愛着が沸くであろうナナミカのステンカラーコートです : )
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