A.P.C. Petit New Standard(プチニュー)/size29を98日1075時間穿いて、11回目の洗濯をしたので、購入当時とのエイジング(経年変化)の様子を記録します。
ここ数日は夏を思わせるような暑い日が続いていますが、梅雨、それから本格的な夏を迎える前にと思って、タイトサイズのプチニュースタンダードを穿いていました。相変わらずシルエットが美しい。そして、くるぶしを出して履くローファーにピタリと寄り添うジーンズだったりします。初春から梅雨入り前、ちょうどこのころに一番気持ちよく穿けるジーンズです。購入からは4年以上経ちますが、そうやって季節やコーディネートを選びながらゆっくり穿いてきて、着用時間が1000時間を越えてきたアーペーセーのプチニュースタンドの現在の表情を記録しておきます。
A.P.C. Petit New Standard購入当時と11回目の洗濯後の表情の比較
最初に全体観から、左の写真が購入当初、右が11回目の洗濯後の表情です。色は鉄紺から濃青に。シルエットは腿がふっくらと丸みを帯び、ヒザが出ていますね。遠目から見て、ヒゲのアタリはほどほどに。それ以上に、チェーンステッチで仕上げた裾のウネウネとしたパッカリングが一番目をひきます。
次にヒゲの部分の近影です。ペタっとしたシルエットからふっくらとした面持ちに変化しています。短いヒゲと、ポケットの下から股にかけて縦落ちがはじまってきているのが近くからだとわかります。
裾です。購入当初の写真はシングルステッチ。その後、チェーンステッチで再度レングスカットをしています。チェーンステッチのパッカリングによって生地がギュっとねじれています。その影響もあって、プチニューはほとんど捻じれがないジーンズですが、セルビッジのミミが多少内側に捻じれてきているように感じます。
ヒップです。全体的にのっぺりとした色落ちですが、左ポケットの下の生地はガサガサとした印象の縦落ちが見られます。それからベルトループの色落ちが激しく、バックヨークもステッチに沿って白っぽく退色しています。
最後に膝裏のハチノスの具合を見てみます。ハチノスはほぼないですね。うっすらと白っぽい筋が2、3本といったところでしょうか。タイトなサイズ感ではありますが、ハチノスをバキバキにつけるためにはよりスキニーなサイズで、かつ洗濯頻度もより落として穿かないと際立たなそうです。ハチノスをバキバキにつけたいかというと、そんなに拘りはないのでこのまま穿き続けます。
ということで、本格的な夏が来ると高オンスでタイトで暑苦しくてなかなか穿けないプチニューを、気持ちの良い季節のうちに穿いておきました : )
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