8月も終わりの頃、猛暑が続いた一か月に大活躍してくれたビルケンシュトックのチューリッヒ(Birkenstock Zurich)のお手入れをしました。
しっとりとしたスエードの表情。履き脱ぎ楽チンなサンダルだけど、革の面積が多く重厚感があり大人な雰囲気に足もとをコーディネートしてくれるチューリッヒは、気軽なご近所への買い物から、都心へのお出かけ、お盆の実家への帰省まで。本当に様々な場面で堂々と履くことができて、かつ涼しく気持ちがよい歩き心地で。前述の通り大車輪の活躍でした。
たっぷり履きこんで、もともと柔らかだったスエードの革がよりくたっとして。それがまたよい表情だったりするので、メンテナンスもしないまま盛夏を終えてしまいそうなところでしたが、ふと思い立って愛情込めてお手入れしました。とても簡単にですが、その方法を記録しておきます。
ビルケンシュトック チューリッヒ(Birkenstock Zurich)のメンテナンス方法
使う道具は馬毛のブラシと栄養補給・防水用のスプレーです。ブラシはより起毛させてくれるスエード用のものを使う方がいいのでしょうが、まだしっかりフカフカとしているこのチューリッヒのスエードであれば馬毛ブラシで十分かなと、手元にあるもので済ませてしまいます。
2本のベルトを外して、最初に念入りにブラッシングします。スエードの毛の流れに逆らうように一方方向にブラシをかけて寝ている毛を起こしてあげるイメージです。同時に毛の間に詰まった汚れをかき出していきます。革靴好きですが、スエードのレザーシューズは持っていませんでした。スエードというのはこうして丹念にブラッシングするだけで、汚れが取れて毛並みも美しくなる良い革の使い方だと実感します。
次に栄養・防水スプレーを塗布します。1~2秒サっと振りかけて、すぐに浸透していくので3回ほど繰り返します。1本で栄養補給と防水効果を与えてくれるエム・モゥブレイのこのスプレーはスエードのメンテナンスで使われている人が多いのではないでしょうか。いつもの革靴のお手入れに使っているシュークリームと同じエム・モゥブレイなので安心して使えます。
スプレーが乾燥するまでしばらく放置です。乾燥しきったところで再び馬毛のブラシで毛を起こすようにブラッシングします。
お手入れ完了です。スエードの毛がハリハリと立ち上がっている様子がわかるでしょうか。スエードのお手入れは本当に簡単で、3ステップで見事により美しい状態に戻すことができました。ということで、盛夏のビルケンシュトック/チューリッヒの活躍を労いました。
が、まだまだ秋でも履けるのがこのサンダルです。夏は短パンにチューリッヒという格好ばかりでしたが、秋はジーンズに。ベイカーパンツに。気軽な週末の装いのお供としてまだまだ活躍してくれると思います。引き続き、楽しく大切に履いていきます : )
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