SpotifyのPodcastで放送中の「POP LIFE」が面白いです。今シリーズはジャズの会で、ゲストは一人。ジャズ評論家の柳楽光隆氏です。柳楽さんはボクと同年代、それでいてタナソー(田中宗一郎)さんにタメ口きいて「タナソーの文章はスカしてるよね」なんて言う。他の音楽ライターも好きじゃない、なんてのたまって。なかなかにクセが強くて面白いです。
でもテーマは「ジャズ」で。ジャズって音楽をよく聴く人だと一度は憧れて「マイルス・デイビス」あたりをかじってみるもんです。かく言うボクもそんな感じで、ふと思ってマイルスを聴いてみて。「ああ、新橋の喫茶店で聴こえてくるやつだ」なんて深く聴きこむことなく通り過ぎる。本放送でもそんなことを言っていて「そば屋でかかっている曲」だそうです。
そんな感じで歴史があるだけに古典から聴きかじり、どっか(喫茶店やそば屋)で聴いた曲だな。と通り過ぎてしまうジャスの「今」を聴くにはとても参考になるシリーズだと思って聴いています。
ジャズの今を知る上での必須アルバム4枚
で、さすがタナソーさんです。ボクのようなリスナーのために入り口となる「ジャズの今を知る上での必須アルバム4枚」を柳楽さんに問うてくれました。
最初にあがるのがロバート・グラスパーの「Black Radio」で、ジャズとヒップホップをクロスオーバーさせた作品です。なるほど、これが今のジャズだとしたらめっちゃかっちょいいです。これはジャズだぜ。と紹介されないとボクはそのことに気づかないでしょう。ジャズ、クールです。
2枚目はケンドリック・ラマーの「トゥ・ピンプ・ア・バタフライ」です。ケンドリック・ラマーは聴いているし、To Pinp~も聴いたことがあった。でもやっぱりジャズと思って聴いていなかった。
3枚目はデヴィッド・ボウイの「★(Black Star)」で。これなんか発売直後に聴いてるぜ。でも、これまでの作品と一緒でジャズとしてとらえていなかった。もう一度しっかり聴きなおそう。
ラストはカマシ・ワシントンの「ヘヴン・アンド・アース」。カマシ・ワシントンは未体験です。ジャズサックス奏者だそうで。ルックスはめっちゃかっちょいいです。
令和元年。このPOP LIFEで関心事の軸が変わってきたようです
さてさて、そんなリコメンドを受けてしっかり聴くべき作品が並びました。聴きこむのがめっちゃ楽しみです。そんなことを考えていて、ふと思ったことは、2011年の「SNOOZER」の廃刊以来時計が止まっていた音楽への関心が、またタナソーさんの、今度は雑誌ではなくPodcastの「POP LIFE」がきっかけでカチコチと進み始めたような気がしています。
以前のブログでも書いたけど、タナソーさんの言葉をWebメディアではうまく消化しきれなかったけど、Podcastは響いてきます。もっと溺れていきたい。そんな風に思いつつ、令和元年に変化がありそうな自分の関心軸の変遷を考えたりしていました。
- 2001年~2004年:仕事(新入社員から猛烈に働いた)
- 2005年~2011年:音楽(毎年フジロックorサマソニに行っていた)
- 2012年~2015年:マーケティング&ソーシャルメディア(めっちゃ興奮しながら仕事してた)
- 2016年~2019年:アパレル(永く付き合う服や靴をたくさん買った)
- 2019年~……再び音楽&ポップカルチャーかな
なんだかこんな変遷もじっくり考えてまとめておきたいかな。とも思いました。ちょっと今のジャズを追いかけながら、考えてみます : )
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