今年の梅雨が明ける7月末ごろに手に入れた「パラブーツ ランス(Paraboot Reims)ですが、真夏のスラックスにも短パンにもよく合うので、2カ月で10回ほど履きました。
パラブーツのリスレザーの質感をなるべく長く楽しみたいので、まだリムーバーやクリームを使ったメンテナンスは行わずに、丹念なブラッシングのみで履いていますが、ハリっとした表情に履きジワが少しずつ入って、優しくほっこりとした表情に変わってきたので、その変化の様子を記録に残しておきます。
そうそう。大切に履いているつもりですが、右足のつま先にいつのまにか傷がついて白く剥げていて、、その部分にだけブラックのシュークリームを塗布して補色をしたのでそんな状態も残しておきます。
パラブーツ ランス(Paraboot Reims)購入当時と2カ月後の表情の比較
最初に全体観から。左が購入当時で右が2カ月後の表情です。アッパーに大きく3つの履きジワが刻まれています。シワの凹凸に沿ってシェイプにも表情が出てきて、ハリっとした革質から柔らかく優しい雰囲気になってきました。シュークリームは使っていないので色やツヤの変化はまだ大きく見て取れません。
続いて正面からの表情の比較です。左が購入当時、右が2カ月後です。ちょっと撮影時の角度が異なりますが、それでもベルト部分がボクの甲の形に添って伸びてきていると感じています。とてもタイトなサイズから履き慣らしていますが、大きな靴擦れをすることもなく随分と履きなれてきました。
めっちゃ男前だと思っている横顔です。上が購入当時、下が2カ月後です。横から見るとアッパーからベルトにかけてペタンコだった革が足の甲の形に盛り上がっているのがよくわかります。前述の通り、タイトなサイズで履きはじめましたが、今はほど自分の足の形にほどよくフィットして歩きやすく痛くもなりません。
ソールも確認しておきましょう。左が購入当時、右が2カ月後です。屈強な天然ラテックスのオリジナルソールはまだまだほとんど消耗はありません。ランスのソールはマルシェ2ですが、シャンボードのパラテックソールがポコポコと跳ねるような歩き心地なのに対して、ギュムギュムと地面を掴むような歩き心地で、どちらも歩きやすくいい感じです。
パラブーツ ランス(Paraboot Reims)つま先の小傷のみシュークリームで補色しました
そんなこんなで2カ月間、大切に履いてきたパラブーツ/ランスですが、つま先に小傷をつけてしまいました。右足(写真では向かって左)に傷ついて白く剥げている部分があるのが分かるでしょうか。ちょっと残念には思いますが、ボリュームあるランスのトゥなのでこれから永く履き続けるにあたってこんな小傷は日常茶飯事だと思ってもいます。剥げた部分だけ目立たないようにシュークリームで補色します。
使うのはモゥブレイのシュークリームジャーとペネトレイトブラシです。傷ついて剥げた部分にのみ塗布します。そのあとに念入りに馬毛ブラシでブラッシングして完了です。
傷の凹凸は隠し切れませんが、色はしっかり入れられました。こんな感じでボク的にはOKです。こうした傷も味だと思って愛せるようにこれからも履いていきます。いよいよ涼しい日も多くなって、秋は大好きなリゾルトなんかに合わせて、引き続きパラブーツ/ランスの足もとを楽しんでいきます : )
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