SpotifyのPOP LIFEで「天気の子」~タナソウと宇野維正とファイトクラブと三原勇希

このところランニングのお供はコレです。Spotifyで音楽評論家のタナソウさんの超・雑談ポッドキャスト「POP LIFE」を聴きながら走っています。いや、もはやランニングだけじゃなく通勤時だってベッドの中だって聴いちゃったりするぐらい、なかなかに面白いです。

もともとタナソウさんは音楽雑誌「SNOOZER」の頃からのファンです。レーベルやヒットチャートの利権に屈することなく、洋邦問わず生きのいい今の音楽と出会うための一番のメディアがSNOOZERでした。残念ながら2011年8月号を最後に廃刊となってしまいましたが、誌面は今でも捨てられずにとっておいてあります。

SNOOZER

今回のSpotifyもそうですが、新しいフォーマットにも積極的にチャレンジするタナソウさんなのでWebメディアでそのインフォメーションを目にすることも多く、一生懸命フォローしてきましたが、なんでしょうね。雑誌の誌面ではあんなに胸に響く文章だったのに、Webというフォーマットではボクには文字が頭にも心にも入ってこなくて。タナソウさんの文章に触れる機会が少なくなっていました。

そんな時を過ごしてきた中でのこのSpotifyポッドキャストです。タナソウさんに関しては雑誌の次のフォーマットはWebメディアじゃなくて、ポッドキャストでしたね。メチャメチャ聴きやすいですし、面白いです。聴きはじめたのは最近ですが、最初に聴いたのが映画をテーマにしたシリーズで、その回の話題は「天気の子」でした。この夏にボクも観て、なかなかに興味深い映画だったのでポッドキャストの内容もスっと入ってきました。

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「天気の子」のエンディングは「ファイトクラブ」と一緒だからね

ひとくせもふたくせもある人たちの超・雑談なんで、天気の子の評価も様々です。タイトルにもあるように喧々諤々。その中で一番興味深かったのは、映画・音楽ジャーナリストの宇野維正さんのこんなレビューです。

天気の子のエンディングはさ、まんま「ファイトクラブ」と一緒だからね。主人公とさ恋人の女の子が手をつないで、全然大丈夫じゃない状況で「きっと大丈夫」って言う終わり。天気の子見ててさ、そんなセリフを聴いて「あ、ここでピクシーズがくる」って思ったらラッドだったから、そこだけはガッカリしたけどね(笑)

いやー。めっちゃ面白いです。きっかけはタナソウの天気の子はジブリ作品をコピーしている部分が多すぎ。という批判に対して、優れた表現者はそれこそ数十~数百の作品に影響を受けて作っているよ。自分の知っているひとつの作品に似ているからといってそこだけ切り取って批判するのは浅はかだ。という反論だったのですが。

思わずファイトクラブを観直してしまいました。高層ビルが次々と破壊・崩れていく様子が映し出されつつ、ピクシーズのBGMがめっちゃかっちょいいです。ファイトクラブは1999年の作品で、ちょうど20年前なんですね。ファイトクラブは金融社会へのテロリズムの話ですが、天気の子も恵まれない子供たちが現代社会を変えてしまうテロの話だと、そんな解釈も加えつつ、20年前の映画との共通性を説得力を持って語られました。

ボクは天気の子を「みんな前向きで、気持ちがよい映画」と評価しました。

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「僕たちはきっと大丈夫」というメッセージを、変わってしまった世界においてもたくましく生きる人類みんなに言ったことだと感じたからです。稚拙かもしれませんが、そんな解釈をして気持ちよくなれたのだからそれはそれで良いと思います。そんなときの主題歌はラッドウィンプスでもピクシーズでもなく、ボブ・マーリィの「No Woman No Cry」がいいかな。ファイトクラブと一緒です。「Everytihgs Gona Be Alright(きっとすべてがうまいく)」そんなボブさんの歌声に重ねてみたくなる気分でした。

とか、いろんな解釈でPOPカルチャーに触れることができるポッドキャストです。あと、タナソウさんと一緒にホストを務める「三原勇希」さんもすごくいいですね。質問上手で相槌上手。外で遊ぶのが大好きですといいながら、ちゃんとおじさんたちの話についてくる引き出しを持っている。いろいろ楽しいPOP LIFEなので聴き続けていきます : )

SpotifyのPOP LIFEで「天気の子」~タナソウと宇野維正とファイトクラブと三原勇希

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この記事を書いた人

マーケティングに関わる仕事に20年以上携わっています。感銘を受けたポップカルチャーをマーケティング視点で記録したり、日々の暮らしや身に着けているもの、健康・投資について記録するためにブログを活用しています。

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