相変わらず大好きな革靴をマメマメしくお手入れしています。
ただちょっと、最近お手入れの方法を見直しました。これまでは最低でも1か月に一度(4~5回履いたら)は、以下のようなメンテナンスを行っていました。
- 馬毛のブラシでブラッシング
- ステインリムーバーで汚れ落とし
- デリケートクリームで保革
- シュークリームジャーで補色
- 仕上げのブラッシング
という感じで念入に。でもね、最近思ったんです。ちょっと厚化粧すぎたかなと。ボクの主力のパラブーツはリスレザーというオイルを多めに染み込ませた強くて美しい革ですし、比較的カチッとしたシーンでも履いているサンダースのミリタリーダービーも、カーフレザーをコーティングしたポリッシュドレザーで雨にも負けない屈強な靴だと言われています。
せっかく良い革で、良い表情をしている革靴なのに厚化粧してしまったらもったいないなと。
で、さらに気づいたんです。お手入れの最初の行程のブラッシングだけでピカピカと革が輝き出して、それがお手入れのモチベーションになっているということを。これはクリームは蛇足で、通常はブラッシングだけで良いのではないかと。
そんな念入りなブラッシングのみのお手入れの結果を記録しておきます。
パラブーツをブラッシングだけでメンテナンスした結果
ボクの歩き方はつま先のお互いの靴で擦ってしまうことが多いようで、こんな擦り傷がよくついています。見えますでしょうか。こういう痕を見つけるとお手入れしたい欲求がムクムクと沸くのですが、今回はこの部分を念入りにブラッシングしてみました。
結果はこんな感じで。ブラッシングだけで擦った跡なんかはすっかり目立たなくなります。加えてちゃんと輝きも放つようになります。
黒(ノワール)のシャンボードでも確認します。マロンと同様に靴の内側にきっと左右の靴同士で擦ったであろう跡がついています。ここの念入りにブラッシングします。
はい。ほとんど見えなくなりました。そしてリスレザーが輝いています。クリームを塗って仕上げるのも楽しいけど、こうしてブラッシングだけでピカピカにするのも興奮します。
今回はこの3足をブラッシングだけでお手入れしました。遠目から見てもまったく問題なくキレイに仕上がっています。
もちろん、時にはステインリムーバーですっぴんにして、デリケートクリームで保革してあげて、シュークリームジャーで補色する。という工程は必要ですが、まずは念入りにブラッシングしてみて、その上で乾いていそうだなぁ。とか色あせて見えるな。とか、そう感じたときの切り札としたいと思います。
革靴への愛情は念入りなブラッシングのみで表現して、元のすっぴんの顔を活かしてあげることを心がけて、進めていきます : )
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