2年前に購入して、エイジング(経年変化)を経ることで、最近ムクムクと愛着が増してきて登板頻度が高くなっているボトムスがあります。NudieJeans(ヌーディジーンズ)のジャストサイズのチノパンツ「Slim Adam」です。
スチールグレイという緑がかった灰色という何とも言えない色合いのチノパンですが、ジャストフィットなフォルムがオンでもオフでも着まわせるかなと思って、セール時期を狙って2年前に購入しました。ただ当時の好みであったタイトフィットなサイズ感よりも少しルーズで、かつレングスもワンクッションある長さにカットしていたことで足元がだぶつく感じが気になって、今年まであまり登場頻度が高くないボトムスでした。
それがタイトなサイズ感のボトムスからジャストなものに好みが移ろってきたこと、加えて思い切ってレングスを「くるぶし中央丈」にカットするという決断ができたことで、すっかり今の気分に近い好みのボトムスになりました。
加えて、登場頻度が増えたことで洗濯の回数も重ねることになり、エイジングがぐっと進んでさらに愛着が沸いてくるいい表情になりました。そんな今の表情を記録しておきます。
NudieJeans(ヌーディジーンズ)Slim Adam エイジング過程の表情
最初に全体観です。洗濯直後なのでシワっとしています。Slim Adamは着用時間や洗濯回数は記録していません。だいたい3~4日穿いたら洗濯といった感じでアバウトに穿きこんでいます。洗濯を繰り返すことで退色が進んでいますが、「何とも言い難い色」は健在です。
ウェストからヒップあたりまでの前景です。ジーンズのようなヒゲはついていません。チノのようなパンツはステッチ(縫い目)の周辺でアタリが見られることでエイジングを実感します。ポケット周辺のアタリがとてもよい感じなのでアップで見てみます。
さすがヌーディジーンズというか、それなりのお値段がするパンツなので縫製など丁寧に施されています。ほぼすべての縫い目がダブルステッチで処理されていて頑丈に作られています。ダブルステッチでの仕上げはそうした強度を与えるだけでなく、美しいアタリを生むための処置でもあります。洗濯を繰り返すとステッチとステッチの間の生地がデコボコとうねってきて、そこがコントラストを生みいい感じのアタリとなります。
ヒップポケットです。ヒップポケットは丁寧な縫製の証でもある「両縁玉」仕上げです。やはりこの周辺の生地がうねってきてアタリをつけだしています。ポケットの形に合わせて、大きな縫い目のシングルステッチで縁どられているとこともチャーミングで好きです。バックヨークもダブルステッチで周辺にはアタリがついています。こうしたヒップ周辺の表情もとても好きです。
足元です。パラブーツ シャンボードのブラックに合わせたときの写真です。くるぶし中央丈にしたことで、ハリっとした表情で穿きこなすことができています。左右の縫い目は内側だけダブルステッチでこちらにもコントラストがついています。タタキの幅をもう少し広めにとっておけばより無骨な表情になったなぁ。なんて感じています。
ビジネスモードの着こなしです。足元はこちらはシャンボードのマロンで。半袖のBDシャツとネイビーのネクタイと合わせても違和感なくキレイ目に着こなせているかなと。こうして見ると結構タイトですね。良し悪しありますがストレッチが入っているので履き心地は楽です。
ということで、買った当初よりもグっと愛着が増したヌーディジーンズのSlim adamでした。唯一の惜しむべきはコットン100%の生地ではなく、ポリ混であるところで。10年穿くぞと言いたいところですが、耐久性が少し心配です。とはいえ、ポリ混でもこれだけよい表情でエイジングするんだと教えてくれたボトムスです。これからも愛情込めて穿いていきます : )
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