財布はずっと二つ折りのコンパクトな形状を選んでいました。タイトなパンツが好きなので、小さいポケットにもねじ込めるように。
とふと最近、とっても薄い長財布をネットで見かけて。あれ?タイトなパンツの小さなポケットにねじ込む財布は薄い長財布がベターなんじゃないの?と今まで考えてもみなかった発想が頭に飛び込んできました。
そしてはじめた、薄さを追求した長財布探し。薄い長財布はL字ファスナーの形状が多いようです。L字ファスナーの長財布の情報を探してみると、いろいろとよさそうなモノがありそうです。いくつか候補を絞りながら、それでも結局やっぱり大好きなポーターの長財布を選ぶことになりました。
決め手は
- しっかりしていて永く使えそうな革
- 余計な装飾がないシンプルなデザイン
- なんやかんやで大好きなブランド
です。これまでも「POTER SOAK」の二つ折り財布を6年愛用してきました。柔らかなイタリア製革のソークは使えば使うほど手になじみ、劣化も少なく心地よく使ってきました。
そんな安心感から、今回も。いろいろよさそうな候補は他にもあったけどポーターの一番薄手のウォールL字ファスナー長財布に決めました。
ポーター ウォールシリーズのレザーはイタリア製でロウ引き仕上げ。使い始めはブルーム(白い粉)が表面に浮き出ているのが特徴です。カラーはブルーを選びましたが、ブルームのせいでグレーに見えます。
ブルームは使うほどに革になじみ、やがて白さは消えて深みのある艶に変わっていきます。
このまま使いはじめる人も多いようだけど、ボクは一度ブラッシングをして、ある程度ブルームをなじませてから使いはじめます。
ブラッシングは馬毛のブラシで。今回この財布を購入した「gallery of GALLERIA」では購入時にノベルティを選ぶことができて、その時に選んだレザーメンテナンスキットの馬毛ブラシを使います。
片面をやさしく5分程度、ブラッシングすると随分とブルームが馴染んできます。
この手間だけで、随分と表面の色が変わってきます。もうこの作業だけで愛着が生まれます : )
とてもシンプルなポーター ウォールのL字ファスナー長財布の中身は、真ん中に仕切りとオープンポケット。側面にひとつのオープンポケットがあるのみです。
このシンプルな機能を自分なりにどう使いこなすか。そんなところも愛情を注げるポイントです。
ボクはカード6枚をオープンポケットの2つを使って収容し、残りのポケットに小銭。仕切りを左右に分けて一方にお札。一方に領収書やクーポンを、散らばらないようにクリップで止めて収容。
仕事がら毎月たくさん保管が必要となる領収書を「クリップで留める」あたりが私なりの使いこなしでこだわりです。
こんな感じでいれて、こんな薄さです。
とてもいい感じ。保有するパンツの中で一番細身の「A.P.C. Petit New Standard」のバックポケットにも問題なく突っ込むことができました。
ブラッシングして自分の色に染めて、いきなり愛着たっぷりのこの財布。レザーもいい具合なので、気持ちを込めて10年使いたいな。と思っています : )
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