サンダース ミリタリーダービー(Sanders Military Derby #1128)を履きはじめておよそ4年9ヶ月が経ちました。着用回数は121回。この頃はもっぱら雨の日に頼る革靴というポジションになっています。
荒天だってへっちゃらで、それでいて履いていて気分が引き締まる一足でもあります。そして何より、そうした過酷な環境で履くことが多いにも関わらず満足できるエイジング(経年変化)が進んでいる、とってもタフな一足です。アッパーもソールもまだまだしっかりしていて、また現在の表情を記録するにあたって、刻まれた履きジワなどもかっちょ良く、、雨の日に履くだけではもったいないなという気持ちになっています。
改めて、サンダース ミリタリーダービーの現在の表情を記録していきます。
サンダース ミリタリーダービー(Sanders Military Derby #1128)―― 購入から4年9ヶ月後の表情
最初に全体観です。左側が購入当初、右側が4年9ヶ月後の表情です。購入当初はシュっとした面長なシルエットでしたが、4年9ヶ月の歳月を経てシワが刻まれ、ボクの足の形にウィズは伸び、シュッとしたフォルムからクシャっとした愛嬌があるシルエットに変化してきました。革の質感もテカテカとした黒色から、しっとりと深い黒に色味が変わっています。
アッパーの近影写真で比較します。アッパーに刻まれている大きなシワは左右ともに2本。しかし、向かって右の左足のシワの方が深く刻まれています。右足のなだらかな履きジワの方が好みですが、左右のこうした違いもまた他にはない、自分だけの一足だという気持ちにさせてくれます。
横顔です。アッパーの履きジワが横から見てもよいアクセントになっています。外ばねからヒールにかけては、こうして見るとほとんど傷などは見えません。まだツルっとしていて良い光沢が出ています。雨天に履いても磨けばしっかり光る、タフなシューズです。
後ろからヒールを見てみます。アウトソールの外側が削れていますが、メンテナンスの必要は感じられない程度です。ソールの削れもある一定まで削れてからは、それ以上の進行は緩やかです。履き口もしっかり、この部分からヘタれや退色を感じる革靴が多いのですが、サンダースはそれらをまだ感じません。
最後にソールです。本当に強靭なコマンドソールです。滑り止めの凹凸も外側から若干の削れは見られますが、120回以上履いてこの程度です。パラブーツのパラテックソールも強靭なラバーソールですが、ボクが所有しているラバーソールではコマンドソールの耐久性がナンバー1です。もしかしたら10年ソール張り替えずに履けるかも。ぐらい思っています。
アッパー皮革もラバーソールも、いずれもとっても心強いサンダース ミリタリーダービーです。これからも永く履いていきます : )
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