ユーズドのパラブーツ/ブロワを購入しました。今までブーツには触手があまり動かなかったのですが、最近足元が寒いな。というのと、雨の日に履き口から水が浸入しないロングブーツを一足持っておきたいな。という思いが重なり、ゆるりとブーツの物色をしていました。
当初はシンプルなサイドゴアブーツが良いなと思って、かつ荒天時に履くならば、雨に強くて大好きなパラブーツのリスレザーにしようかな。という具合でした。そして、色は濡れても目立たない黒かなぁ。でも、なんか味気ない感じもするなぁ。なんて感じで。パラブーツのサイドゴアブーツもなかなかかっちょよいモデルを2つ見つけたのですが、トゥがちょっとシュっとしすぎていて、ボクの好みのパラブールのフォルムとはちょっと違うかな。なんて、楽しみながら探していました。
サイドゴアブーツからちょっと対象を広げてみると、この通常のチャッカブーツよりも少し背が高いブロワにたどり着きます。トゥのぽってり感もいい感じ。いろいろなサイトでエイジング(経年変化)の様子も確認してみて、ハードに履いて育てるのにも楽しいブーツであることを確信します。そんなエイジングの写真を探しているときに、このユーズドのブロワと出会います。どうやら、徳島のセレクトショップ「ボーイズマーケット」の別注品のようです。なんと色は(限りなく黒に近くて写真ではわかりづらいけど)ネイビー!
黒だとちょっと味気ないかな。と思っていたところに、ボクのテーマカラーであるネイビーが飛び込んできました。ピカピカではないけれど、まだ履いた回数は多くなく、ソールの減りはほとんどない状態です。ネイビーのリスレザー、荒天時はこれに頼ろうと決めて、購入です。
ユーズドアイテムではあるけれど、購入当初の今の表情を記録しておきます。
パラブーツ ブロワ(Paraboot Blois)【ユーズド】―― 購入当初の表情
最初に外箱から確認です。カラーはNUIT(ネイビー!)。サイズは6.5です。ブロワのサイズ感とラストはシャンボードと同じです。ボクはシャンボードはサイズ6をタイトに履いていますが、足の調子によってはつま先があたり痛い日もあったりして。なので、足首でキュっと締めるブールであればハーフサイズ大きくしても快適に歩けるのではないかと思っての6.5です。実際に一日履いて会社に行きましたが、心地よい履き心地で一日過ごすことができました。
各部位の撮影をする前に、靴磨きです。だいたいいつものパラブーツのお手入れと同じグッズで。シュークリームはもちろんネイビーです。ブロワは大分黒に近いネイビーですが、シュークリームで補色を続けることで、また違った色の変化が出てきたらうれしいなと思っています。
さて、靴磨きを終えて、まずは全体の写真から。リスレザーの鈍く光る革質がとても好みです。履き口に縫われたパラブーツの緑のタグもいい雰囲気です。
アッパーの近影です。保有するパラブーツはモカシンかストレートチップのものだったので、こんなに広いアッパーははじめてです。オールデンのプレーントゥを履いて感じたのは、飾り気のないアッパーの方が革(コードバン)の美しさを堪能できるということでした。ブロワではリスレザーの変化を堪能したいと思います。
正面からの写真です。おぉ。。かっちょいいですね。履きジワのウネリもシューレースでキュっと締めた履き口も、そそり立つブーツだからこそ見ることができる表情です。
横顔です。横から見ると、ちょうど靴の真ん中に革の切り返しがあります。前後の革で光沢感や色にちょっと違いがあります。それぞれの変化の違いを見るのも楽しみです。
後ろ姿です。後ろ姿も正面からの絵と同様に迫力があってかっちょいいです。パラブーツならではのラバーソールの高いヒールと、ミドル丈のチャッカブーツの背の高い革が組み合わさって、迫力大です。
ソールです。シャンボードと同じ、パラブーツの代表格であるパラテックソールが装着されています。もちろん、雨に強いノルヴェイジャン製法です。ユーズドではありますが、しっかりRPのエンボスも残っているので、ソールの交換をせずに、永く履いていけると思います。
最後に履いたときの様子を。ボリューム感ある靴だと思っていましたが、履いてみると意外にもシュっとした印象になりました。細身のバーンストーマーのチノパンに合わせていますが、スリムなパンツにもばっちり合わせてくれる一足です。
この日は早速冬の大雨に見舞われましたが、リスレザーはしっかり雨をはじき、ミドル丈なので、履き口からの浸水もなし!荒天時に頼りになることが実証されました。秋冬と荒天時にハードに履いて、しばらくはマメに磨きながら、自分の一足にしていきたいと思います : )
コメント - comments -