パラブーツ/ランス(Paraboot Reims)を購入しておよそ1年5ヶ月が経ちました。
ボクのパラブーツのラインナップの中でも、履きはじめからサイズ感はピッタリ、つま先や踵に痛みも出ずに、大きなトラブルもなく優等生な一足です。装飾はミニマルだけど、重厚感があるその表情は季節を問わず履きこなすことができ、主力の一足として活躍してくれています。手元のざっくり集計によると、着用回数は49回ほど。
その表情には、味があるシワが刻まれて、色合いはより深みのあるブラックに変化してきました。チノパンにジーンズに、良い相棒として存在感を発揮してくれているランスの現在のエイジング(経年変化)の様子を購入当初と比較しながら記録に残します。
パラブーツ ランス(Paraboot Reims)購入当初と1年5ヶ月後の表情の比較
最初に全体観を見てみます。左側が購入当初、右側が1年5ヶ月後の写真です。アッパーには左右ともにダイナミックな履きジワがつき、全体的に大きく波うっています。太いモカシンもウネリができています。そうしたアッパーの変化に対比して、ビーフロールとサドルはキュっとタイトな印象のままで、コントラストを感じます。それから、今回は色味の変化を大きく感じます。購入当初のスムースでマットなブラックから、自然な光沢がつき、印象が随分と変わりました。ボクにとってはうれしく気持ちの良い変化です。
続いて正面、つま先からの写真です。アッパーの履きジワが目立つとともに、平たんだったアッパーがボクの足の形に沿って隆起していることがわかります。ボクの足の形に、ランスが変化していることを実感します。つま先のソールの削れも多少目立つようになりました。分厚く頑丈なパラブーツのマルシェ2ソールなので、ウェルトに至るまではまだまだ十分履いていけそうです。
横顔です。この角度からもアッパーの形の変化が確認できます。当初はアッパーのつま先側が凹んでいましたが、今は盛り上がっています。側面の革には履きジワも大きな傷もまだ見て取れません。ノルヴェイジャン製法の出し縫いのステッチと、ステッチからはみ出すアッパーのギザギザにカットされた豪快な表情もいまだキレイです。
踵からの表情です。後ろ姿も、まだ大きな傷も痛みもなく変化が少ないです。ソールの消耗はより外側に削れが見て取れるようになりましたが、つま先と同様にまだまだ致命的な消耗ではありません。このまま履いていきます。
最後にソールの様子を残しておきます。細かなグルーブは削れて平らになってきている部分がありますが、全体観はまだまだ大丈夫。前述の通り、マルシェ2というパラブーツ社が自社生産しているソールが採用されていますが、永く頼もしく履き続けられるラバーソールです。
パラブーツ/ランスの1年5ヶ月後の表情でした。冬のボリューム感あるコーディネートにもばっちり合うローファーです。大切にたくさん履いていきます : )
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