サンダース ミリタリーダービー(Sanders Military Derby #1128)を履きはじめておよそ3年が経ちました。現在の革靴ラインナップの中では古参なので、他の靴たちとの着用回数のバランスをとるために、最近は登板頻度が少なくなっています。それでも、時おり履いては久しぶりにお手入れしてみると、強く美しく足元を守り彩ってくれているミリタリーダービーの再認識します。
比較的かっちり目のジャケパンを着て商談がある日でも、雨の日に頼っても。強靭なポリッシュドレザーは前と変わらず輝いていますし、屈強なコマンドソール&グッドイヤーウエルト製法のソールは雨水の侵入を許しません。いつまでも頼もしいミリタリーダービーのエイジング(経年変化)の様子を、購入当時と比較しながら記録しておきます。
サンダース ミリタリーダービー(Sanders Military Derby #1128)~購入から3年後の表情
最初に全体観です。左側が購入当初、右側が3年後の表情です。穿きこむ毎に革が柔らかくなり、ボクの足の形に沿って滑らかな曲線を描くようになります。特にウェストのくびれが素敵です。テカテカと光っていた革が、ヌルりと優しく輝くようになりました。
アッパーの近影写真で比較します。左足の方が2本の強めの履きジワが入っています。右足の履きジワは優しく波打つような表情で右足の方が好きです。こうした履きジワ以外は、キャップトゥにも傷などほとんど見えません。強靭かつ美しくエイジングするポリッシュドレザーです。
次に横顔です。横顔もアッパーの履きジワ以外はあまり変化を感じません。ちょっと堅そうな表情にも見えますが、アッパーの履きジワがたまに親指の付け根を噛むことがありますが、それ以外は足に馴染んで歩きやすい良い履き心地です。
後ろからかかとの比較です。かかとのヘタりも見えないし、グットイヤーウェルトのコバ、ステッチもキレイなままです。経年劣化を感じさせない後ろ姿です。
ソールの変化の比較です。ミリタリーダービーはコマンドソールを採用しています。3年経過してもあまり変化が感じられず、パラブーツのパラテックソールやマルシェ2、トリッカーズに採用されているダイナイトソールなど、他のラバーソールと比較して、もっとも強靭なソールです。唯一、つま先だけステッチの消耗が見られて少し心配なポイントですが、まだリペアはせずにしばらく履いていけると踏んでいます。
履く頻度は減ってしまっても、愛情はずっと変わらないサンダース/ミリタリーダービーの3年目の表情でした。これからもゆっくりと大切に、履き続けます : )
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