相変わらずオンでもオフでもいつでも背負っているバギーズアネックスのレザーリュックです。
心配していた猛暑の8月や9月も基本的にはリュックスタイルで、どうしても背中に汗をかいてしまうような時にはトートスタイルで、暑さにも負けることなくいつでも一緒でした。夏を越えて、秋が本格化して涼しくなって、ふと気が付くと前回のお手入れから3ヵ月ほどが経過していました。
細部を見渡すと自慢のネイビーカラーが色あせている部分があったり、革がカサカサと乾燥していたり、ギラギラ照り付ける太陽のせいか少しくたびれている感じが見られたのでここいらでフルお手入れです。
レザーバッグのお手入れ方法~今回からリッチデリケートクリームで保革します
お手入れのために各種ストラップを外します。このぐらいの距離感で見てみるとくたびれた感は見られないのですが、細部に注目すると色あせている部分があったりします。
正面下部ですが、寄って見るとネイビーが色あせて茶芯(?)が露出して茶色く見えます。この辺りには後程念入りにネイビーのシュークリームジャーをペネトレイトブラシで入れていきます。全体的なお手入れ方法はこれまでと変わらず、
- ステインリムーバーで汚れ落とし
- デリケートクリームで保革
- シュークリームジャーで補色
- 入念にブラッシングして仕上げ
となります。前回からの変更点はデリケートクリームを天然成分中心のリッチデリケートクリームにアップデートしたところぐらいです。ギュっと固めの革なので、より浸透してくれることを期待して。お手入れに移っていきます。
最初にステインリムーバーとボロ布を使って、表面の汚れとともに前回に入れた古いクリームを落としいきます。
次にリッチデリケートクリームをペネトレイトブラシを使って塗り込んでいきます。前回から3ヵ月も経っているので、しっかり目にクリームを入れて保革します。
それから、ネイビーのシュークリームジャーで補色です。前述の通り、固くシワも多い革なのでシワの間にもしっかりクリームを塗りこめるようにペネトレイトブラシを使います。
エクストラで今回は、トート持ちのときのストラップであるヌメ革をアニリンカーフクリームでお手入れします。これまではデリケートクリームを使ってきましたが、浸透性が高いデリケートクリームをヌメ革にムラなく塗るのが難しく、シミのようになったりと、扱いを悩んでいました。代替としてデリケートクリームよりも水分が少ないアニリンカーフクリームを使いましたが、こちらの方がムラにならず塗りやすかったです。次回からもこれで行こうと思います。
さて、そんな具合でお手入れを終えて。仕上がりの表情は以下の通りです。
お手入れ前よりもパリっとしたネイビーの色合いになり、でも革自体はしっとりと潤っているような表情です。
色あせが気になっていた部分もこのように周囲の色と馴染みました(もっとクリームを入れてもよかったかもとも思いますが)。こうしてお手入れする時間を苦痛に感じない愛すべきバッグです。これからも毎日背負って永く使っていきます : )
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