パラブーツ/ランス(Paraboot Reims)を購入しておよそ11か月が経ちました。
足元に季節感がなく、ブーツはほとんど履かずに真冬だってローファーを履いてしまうボクですが、そんな足元にはランスのボリュームあるローファーがとても万能で、頼りがいのある一足です。加えて、履きはじめからあまり靴擦れすることもなく(他のパラブーツはなかなか靴擦れに悩まされました)、ずっと踵の抜けもなく快適に履ける革靴でもあります。
パラブーツ ランス(Paraboot Reims)靴磨き・メンテナンスの方法
購入から11か月で着用回数は30回強ぐらい。靴磨きの方法は変わらず、
- 馬毛ブラシでブラッシング
- ステインリムーバーで汚れ落とし
- リッチデリケートクリームで保革
- シュークリームジャーで補色
- 馬毛ブラシでブラッシング
という手順でお手入れしています。そうそう、室内での革靴のお手入れ時に敷くデニム地の布を購入しました。部屋にホコリが散らばることと、妻の目が気になって、、今まではあまり室内で靴磨きをしないでいましたが、これで解消できるかな。でも、背景が暗いと写真は映えませんね。特に黒靴だとそうなのかも。メンテナンスも写真や記録も、試行錯誤しながら進めます。
こんな形で楽しくお手入れもしながら履いてきたパラブーツ/ランスは、ぶ厚くたくましいリスレザーにも優しい履きジワが刻まれています。これからの季節は丈が短めの短パンの足もとにもボリュームあるローファーが似合うってことは昨夏に検証済みです。夏の活躍の前に、現在の表情を記録しておきます。
パラブーツ ランス(Paraboot Reims)購入当初と11か月後の表情の比較
最初に全体観を見てみます。左側が購入当初、右側に11ヶ月後の現在の写真を配置しています。アッパーには左右ともに大きく2つの履きジワが刻まれています。シワの凹凸に沿ってシェイプにも表情が出てきて、最初のツルリとした革の表情から、優しい柔らかさと光沢を感じる表情に変化しました。
続いて正面、つま先からの写真です。アッパーの履きジワが目立つとともに、平たんだったアッパーがボクの足の形に沿って隆起していることがわかります。冒頭で最初から靴擦れはなかったと書きましたが、それでも結構タイトに履いていたのかもしれないですね。靴がボクに合わせてくれて、今はより快適な履き心地なのだと思います。
横顔です。この角度からも、アッパーの形の変化がよく見てとれます。当初と比較すると大分盛り上がっていますね。側面の革には履きジワも大きな傷もまだ見て取れません。ノルヴェイジャン製法の出し縫いのステッチと、ステッチからはみ出すアッパーのギザギザにカットされた豪快な表情もいまだキレイです。
踵からの表情です。ほとんど変化を感じませんが、アウトソールは外側から若干削れてきているでしょうか。前述の通り、履きこんでも踵の抜けはなく軽快に履いています。
ソールの表情も残しておきます。パラブーツ/ランスはマルシェ2ソールが採用されています。つま先と踵の外側が若干削れてきています。ただ、マルシェ2は同じパラブーツのパラテックソールや他のラバーソールと異なり、底面にステッチが一切ないので、削れによってステッチにもダメージが出てしまう、といった心配をしなくてよいのが頼もしいです。接着面からはがれてしまうという危険があるのかもしれませんが、それがなければ最強のソールなのかも。と気づきました。
ということで、パラブーツ/ランスの直近の様子の記録でした。緊急事態宣言が全国的に解除されて、在宅勤務体制も終了しました。また革靴を履いて出勤する日々ですが、ランスや他の靴を履いてテンション上げて、仕事に臨みます : )
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