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チェルノブイリ(HBO ドラマ)|どうしてもコロナ禍と重ねて見てしまう、見えない放射線と情報との戦いのドラマ

全世界でコロナウイルス(COVID-19)との戦いが続いています。ボクも仕事の都合をつけつつ、基本的にステイ@ホームでコロナと戦っています。

そんなときには、映像作品や音楽、書籍がボクらの強い味方です。少し前に昨年末からずっと観続けてきた「MCU:アベンジャーズ」シリーズのフェイズ3までの全23作品を観終えました。12年に渡る長期間&長編シリーズだったので、少しの喪失感を感じつつ。。次は何を観ようかと検討をしていました。

MCU:アベンジャーズで2010年代を振り返る~フェイズ3(後半)のテーマは、気候変動と社会活動家と今やるんだということ。加えてコロナウイルス。

で、手が伸びたのが「チェルノブイリ」です。このTVドラマは昨年公開直後だったかな。第1話だけ無料で公開されていて、1話を観ていました。アッシュなトーンの映像と、音楽とは言い難い効果音のようなBGM、それからストーリーそのものにとても引き込まれる作品でした。その続きを今、世界がコロナ禍と戦っているときに一気に観ました。

だから、どうしてもチェルノブイリで戦っていた人たちのストーリーを、コロナウイルスとの戦いに重ねて見えてしまうところがあります。そんな今観たかれこそ感じる感想を残しておきます。

チェルノブイリの戦いがコロナウイルス(COVID-19)との戦いに重ねて見えたところ

見えない放射線との戦い
我々は今、目に見えないウイルスと戦っています。マスクをして人との距離に気を付けて、手洗いとうがいを徹底して。。チェルノブイリでの戦いも同様に目に見えない放射線との戦いでした。現場で事故処理にあたる人たちは防護服を着てゴーグルとマスクをつけてそれに対応します。目に見えるものよりも目に見えないものとの戦いの方が神経を使い、怖さも感じます。

作品内でとても怖かったのが線量計のザザッ、ザザッという音です。目に見えない脅威が近くにある、近づいてくる音がする。こんなに怖いことはありません。コロナウイルスを音で感じることはできませんが、人々に移動を禁じ、見えないウイルスを自分の近くに寄せつけない対応に近いものを感じます。

誰も情報を掴みきれていない状態での戦い
情報が足りずに、それが脅威の排除に向かって進んでいる道なのかがわからない状態は本当に怖いです。チェルノブイリはこれまで地球上で誰も体験したことがなかった脅威との戦いでした。戦いの指揮を執った核物理学者の「レガソフ」でさえそれが本当に正しいのかが分からない状況。それでいながら、本当にそれでいいんだな。と常に問われる状況。そんな中で、最初は衝突もあったけどレガソフが繰り出す対策のために、環境や道具を力強く準備し続けた連閣僚会議の副議長「ボリス」の存在は心強かったと観ました。

未知のウイルス。ワクチンも治療法もまだないコロナウイルスとの戦いも同様ですね。緊急事態宣言が本当に正しいのか、ウイルスに対する正しい理解と情報を誰も掴みきれていない中で判断は難しいです。レガソフのように誰かが勇気をもって決めたこと、それには従いたいと今ボクは思います。

情報がないまま現場でがんばる人たちの表情
事故処理に投入された作業員(=リクビダートル)は60万人だそうです。きっと誰も正しい情報は与えられないまま現場に向かわされ、対応させられたことでしょう。作品の中では、それでも決死隊に志願してまだ燃え盛る原発内に飛び込んでいく人が描かれます。一方で何も知らされないまま放射線の汚染された動物たちを駆除する役割を担う若者がいて。事故の一番最初に飛び込んで被ばくした消防隊員と彼らの介護をする看護師たち。現場で対応した様々な人々が描かれます。

彼、彼女たちは勇敢だったり、怒っていたり、困っていたり。感情や行動は様々ですが、一様に怯えた目をしていました。見えない、情報がない。そんな戦いに臨む人たちのこれがその表情なんだと感じます。今、コロナウイルスとの戦いの現場にいる人たちの表情はどんな感じなのでしょう。早くウイルスの正体が見え、情報が正しくみんなに伝わることを願って祈っています。

♪  ♪  ♪

それから、こんなことを思いました。ステイ@ホームな今、家での時間を埋める映像作品や音楽、書籍を手に取るときに、自然とコロナウイルスとの戦いに重なる作品を選んでしまう。もしくはその環境に重ねて見てしまうことが多いです。

このチェルノブイリもそうですし、書籍は「サピエンス全史」「三体」を読んでいますが、どちらも人や社会・世界の成り立ちやそれに対する脅威などが描かれています。今の状況にリファレスできる部分がたくさんあります。音楽はチャイルディッシュ・ガンビーノの「3.15.20」をよく聴いています。今年の3月21日に急遽リリースされて、今の状況を示唆する内容だと言われている作品です。

先週からずっと家にいて、ちょっとシリアスにセンシティブになりすぎかもしれません。でもまあ、この流れに逆らわずに入ってくる情報と欲する情報に身をゆだねて考えてみたいと思っています。短くても5月6日まで、あと2週間はステイ@ホームな環境で過ごすべきです。その間に何か得られるものがあればいいなと、ね : )