革靴とかに拘りはじめると、強くて良いエイジング(経年変化)をする革への興味が沸いてきて、靴だけじゃなくて財布やベルトなどの小物も良いレザーで揃えてみたくなったりします。
そんなレザーラブな人たちの多くが「革のダイヤモンド」と評価するのが希少な馬のお尻の革で作られる「コードバン」です。エイジングによってツヤツヤと輝く質感に変化していく他の革には出せない高貴な雰囲気を醸し出すのが特長です。
一方で水に弱いというデメリットもあって、例えばコードバンの靴などは高価であることと相まって、きっと小心者のボクはなかなか履く機会を作れないのでは。と思って今まで手に取ることはありませんでした。
そんな小心者なボクには小物、しかも名刺入れぐらいからコードバン体験するのがベターかな。などと思っていたところで、ふるさと納税の返礼品でコードバンの名刺入れを発見して、これは良い機会だと寄付をしていました。そんなコードバンの名刺入れが届いたので、使いはじめる前の様子を記録しておきます。
コードバンの名刺入れ ダークブラウン
落ち着いた雰囲気のマットな黒い外箱に入って届きました。TAVARATは大阪泉佐野市のメーカーのブランドだそうです。ふるさと納税ではいろいろ話題に上がった泉佐野市ですが一応地元の企業さんの商品を返礼品の対象として寄付しました (^^;)
さて全景です。ツヤツヤでハリっとした表情。革のキメが細かいっていうんでしょうね。そんなことが実感できる革質です。
横からの表情です。50枚程度の名刺が入る厚みがあるタイプです。革にも厚みがあって、まだペタンと閉まらないほどのハリがあります。コバはテカテカしていて、しっかりコーティングされている感じです。
内側の革は牛革のキップレザーが使われています。メインの収納と前面に1つ、蓋側に1つのポケット、それからメイン収納の内側にもちょっとした隠しポケットがついています。ポケットは多い方が興奮するタイプなのですが、いろいろ使い方を妄想&試行錯誤してみます。
開いた状態で外側を見てみます。ツヤツヤとぬめり輝いていますね。いい表情です。この折り返し部分が美しくエイジングしてくれることを願っています。これまで使っていたブライドルレザーの名刺入れはお手入れをしても、折り返し部分がガサガサと劣化してひび割れてしまいました。可動する頻度が多い部分なので、ここの変化で革の良し悪しがわかる部分だと思います。
最後にコードバンの拘りとお手入れ方法が明文化されたカードを。当面のお手入れは柔らかい布で乾拭きでよさそうですね。とにもかくにもはじめてのコードバンです。エイジングを楽しみながら大切に使っていきます : )
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