永く暑かった今年の夏もようやく終わりでしょうか。過ごしやすい日々が続いています。ようやくという気持ちと、少し名残惜しい気持ちと。夏の終わりは毎年両方の気持ちがないまぜです。
そんな気持ちを引きずりつつ、来年の夏までクローゼットの奥にしまっておくであろう、夏によく着た半そで(ショートスリーブ)のトップスのエイジング(経年変化)を記録しておこうと思い立ちました。
エイジングに期待して、天然繊維に拘って買いそろえたGoodOn(グッドオン)のピグメントダイのコットンポロシャツ(ブラックとネイビー)と、Uniqlo(ユニクロ)のネイビーのリネンコットンシャツの3着です。
ひと夏ともに過ごしたGoodOn コットンポロシャツのエイジング(経年変化)
エイジングを楽しむならコレでしょ。と評判の、製品染めかつ顔料染め(ピグメントダイ)で染色されたGoodOnのコットンファブリックです。オンでもオフでも着られるようにボタンダウンのポロシャツを選びましたが、期待通りにウィークデイもウィークエンドでも活躍して、ブラックとネイビーそれぞれ15回ずつぐらいは着用&洗濯をしたでしょうか。つい先日は乾燥機にもかけてギュっと繊維を縮ませたりと、変化を楽しんできました。
そしてこれまた期待通りに、ひと夏を過ごしただけで一目でわかるぐらい美しくエイジングしてくれました。最初に購入直後の表情を確認しておきます。
当時から製品染めの荒々しさは感じていました。が、今と比較するとまだ色見が均一な表情です。特に襟まわりと袖の付け根のステッチ部分に味わい深い表情が出ているのでその辺りを見てみます。まずはブラックから。
ステッチの周辺と地肌に触れる首回りのアタリが目立ちます。ガサガサとしたメリハリがある色落ちでクランキーな雰囲気になりました。全体的にも黒から墨色へと色見が変化しています。
次にネイビーです。こちらもブラックと同じ表情です。全体的にはくすんだ色になりました。もう少し青に近づくように色が薄く落ちてくれると理想的でしたが、これはこれで男らしい色合いです。
購入直後と大分変化がありましたが、10年着れると評判のGoodOnのピグメントダイなので次の1年、またその次とどんなエイジングが進んでいくのかとても楽しみです。
ひと夏ともに過ごしたUniqlo(ユニクロ) リネンコットンシャツのエイジング(経年変化)
これは主にビジネスシーンで、この夏によく着たファブリックです。本当にコストパフォーマンスが抜群でした。繊維はリネン53%、コットン47%の混合素材です。実際に生地を見てみて、触ってみて、これは夏に着たら絶対にサラっと気持ちよく着られるシャツだ!という実感そのままに、猛暑のこの夏でも心地よく過ごすことができました。
購入直後の表情はこんな感じで。リネンの光沢感とコットンのハリっとした雰囲気が上品な表情でした。
今はこんな感じです。ツヤとハリ感が薄れてきて、柔らかい表情になりました。その表情そのままに、自分の体にフィットして優しく包んでくれる着心地です。
細部に目を向けると、まだうっすらとですが襟の先がこすれてアタリがついてきて、若干の色落ちや変化が見てとれます。ここからさらに退色したり、クルっと丸まってきたり、変化を感じていくのだと思います。
いずれもひと夏をともに過ごして、表情にも変化があって。より愛おしくなったファブリックです。きっとしばらくはクローゼットの中ですが、次の夏に再び着れることを楽しみにしまっておきます : )
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