一昨年の末に購入した「Sanders Military Derby(サンダース ミリタリーダービー)#1128」を履きはじめて一年半が経ちました。
相変わらず、黒いストレートチップの質実剛健なその姿はビジネスシーンにも違和感なくフィットして、細身のスラックスと合わせてカチっとした雰囲気で商談にも臨んでいます。本当はジーンズをはじめ、カジュアルな装いにも使えるレザーシューズですが、パラブーツ/シャンボードやトリッカーズ/バートン。それからローファーのラインアップなど、カジュアルに履ける革靴が充実してきたこともあってウィークデーでの利用が中心となっています。
そんな風に履いてきて、1年半で登場回数は70回ほどでしょうか。履きジワが刻まれ、ソールも自在に返るようになってきて、自分の足にフィットしてストレスなく履いています。履きはじめた当時と今と、どんな風に表情が変わってきたのか、比較しながらエイジング(経年変化)の様子を記録しておきます。
Sanders Military Derby(サンダース ミリタリーダービー)のお手入れ(メンテナンス)方法
そうそう。エイジングの様子を記録する前にキレイにお手入れしてあげないと。メンテナンスの方法は購入当時からほぼ変わりません。
- 馬毛ブラシでブラッシング
- ステインリムーバーで汚れと前のクリームを落としてスッピンに
- デリケートクリームで保革して潤いを与えて
- シュークリームジャーで補色
- 仕上げに馬毛ブラシでシュークリームをなじませる
こんな感じです。お手入れの効果実感がわきづらいツヤっとしたポリッシュドレザーですが、1年半同様のお手入れを続けてきて納得いく表情に育っているので続けていきます。
Sanders Military Derby(サンダース ミリタリーダービー)購入当時と1年半経った現在の表情の比較
まずは全体の表情です。上半分が購入当時、下半分が1年半経った現在の表情です。こうして見ると履きジワが入ったことに加えて、ウィズがキュっとタイトな表情になっています。革が柔らかくなって、シューレースをキュっと結べるようになったがための表情の変化だと感じています。トゥはポテッと丸くて、でも全体的にはシュっとスマートなフォルムの靴が理想なので、ボクの好みとしては良い経年変化です。
つま先(トゥ)のアッパーにクローズアップして比較します。やっぱり履きジワが目立ちます。履きはじめのツルリとした表情も良いけれど、シワが刻まれた大人な顔にボクは惹かれます。それから、シューレースの下のウエストあたりがキュっとくびれているのがよくわかります。前述の通り、革が柔らかくなったがためのくびれだと思います。メリハリあるボディでかっちょいいです。
横顔です。この角度も男らしくてかっちょいいです。外羽根の手前にシュっと一本入った履きジワがニヒルで渋い印象を際立たせます。メンテナンス後には小さな擦り傷などもほとんど気にならないぐらいの表情です。
ソールも比較しておきましょう。左側が購入当時、右が1年半経った現在のソールです。ラバーソールの中でも最強と言われるコマンドソールの高い耐久性がわかります。中央のイボイボ、グリップの消耗はほぼ皆無です。トゥとヒールはさすがに若干削れてきていますが、まだ当分補修は必要がなさそうです。歩き方が悪くてすぐにソールをダメにしてしまうボクなのに、サンダースのコマンドソールはすごいです。
ということで、1年半履いても力強さは健在で、刻まれた履きジワや革の変化でタイトにくびれたウェストには、より一層の愛着が沸いています。これからも大切に永く、履いていきます : )
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