手法ありきになりがちな定性調査の企画・設計時に「定性調査手法決定の道標」を確認する

マーケティングリサーチのスクールの記録です。「定性調査の企画・設計」を学んでいます。企画の最終段階にある、調査手法の選択は定量調査以上に定性調査は『手法ありき』になっている状況です。例えばクライアントからの「グルインやりたいんだけど」から企画がスタートしてしまうように。

こうした手法ありきな環境からのスタートでも、クライアントとの議論を深められ、正しい手法が選択できる道標となる視点を学びました。

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定性調査手法決定の道標

  • 知りたいことは、生活者が「自分のクチで語れる」情報か?
  • ↓Yes は下へ  →No は行動観察を検討する

  • 生活者同士のインタラクションは課題探求に邪魔になるか?
  • →Yesは パーソナルインタビューを  →No はグルインを検討する

  • 生活者の行動把握が目的の場合、その行動は意識化されている行動か?
  • →Yes はグルインでもOK  →No は行動観察を検討する

  • 行動観察の場合、観察できる環境(時間や場所)にあるか
  • →Yes はホームビジット  →No は日記調査を検討する

  • わかりたいことがらについて、中長期の経時変化を追う必要があるか?
  • →Yes はコミュニティリサーチを検討する

 

といった具合です。一緒に学ぶメーカーなど事業会社の調査担当も「ついつい手法ありきで話を振ってしまう」と言っていました。また「そうじゃない方法を提案してもらえるなら、積極的に聞く」とも。

行動観察やデータ開発という、ユニークネスを持つ調査会社の腕の見せ所だと思います (^^)

 

 

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この記事を書いた人

マーケティングに関わる仕事に20年以上携わっています。感銘を受けたポップカルチャーをマーケティング視点で記録したり、日々の暮らしや身に着けているもの、健康・投資について記録するためにブログを活用しています。

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