先日手に入れたSanders(サンダース)を意気揚々と丸一日履いた後の記録です。
ポリッシュドレザーとコマンドソールを有するサンダースは、履きはじめはアッパーもアウトソールも硬くて靴擦れ必至というオピニオンを聞いていました。
が、そんな話を事前に聞いていたからでしょうか。若干、右足親指のつま先の付け根が痛く、擦り切れたようになっていましたが、思ったほどの辛さ・痛さはなく、逆にグッドイヤーウェルト製法のコルクの中底がふんわりと足を包み込んでくれるような、そんな気持ちよさも感じながら履きました。
サンダースを一日履いて、気になったのはポリッシュドレザーに刻まれた履きじわ
そんな自分の足の状態はさておき、一日履いた後に気になったのはサンダースの硬いポリッシュドレザーに刻まれた履きじわです。この距離感で見ても、左足の外羽の根元の履きじわが目立ちます。
もっとヨリで見てみると、左足だけでなく右足の同じ部分にも履きじわが入っています。サンダースのポリッシュドレザーは、コードバンのようなエイジングが見られるように加工したカーフレザーで、このしわもよい経年変化のアジになるのですが、下手に扱うとこの部分からひび割れしてしまいそうで、、たった一日履いたのみですが少し気になりはじめてしまいました。
サンダースのよりよいエイジングのために、ポリッシュドレザーの履きじわの部分を保革する
気になってしまったら仕方がない。たった一日でちょっと過保護ですが、履きじわの部分を保革・メンテナンスしようと思います。保革といえば、モゥブレイの以下の2つのクリーム。
デリケートクリームとシュークリームジャーです。どちらのクリームでメンテナンスするのか迷いつつ。。ここはデリケートクリームを軽く乗せるだけにしようと決めました。ブラックのシュークリームジャーは、いずれ擦り傷なんかがついたときに、こいつを使ってメンテナンスします。
デリケートクリームをペネトレイトブラシにほんの少し。これを履きじわの上に乗せるようにやさしく塗ります。ポリッシュドレザーはクリームを吸わないため気休め程度かもしれませんが、少し乗せたまま時間を置きます。その後に、残ったクリームをふき取るとともにブラッシングして仕上げます。
サンダースのポリッシュドレザーは強固がためにメンテナンスの必要がほとんどなくて、なんてふれこみで。それはお手入れに手間をかけたいボクにとってはちょっとしたデメリットだと思っていましたが、なかなかどうして、サンダースを美しくエイジングさせていくために、いろいろ考えて対処する必要があるようです。
今後も気にかけながら、楽しみに、永く履いて行きます : )
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