最近Youtubeで観てグっときたミュージックビデオ3選~ゆらゆら帝国とSAKEROCK

先日、お酒を飲んだ帰りの電車の中でYoutubeで観てグっときたミュージックビデオを残しておきます。普段はあまり観ないのですが、たまたま「ゆらゆら帝国」のMIDI音源の配信がはじまった。なんてFacebookでの投稿を見かけて、久しぶりに「夜行性の生き物三匹」のミュージックビデオが観たいな。なんてYoutubeを開いたのがきっかけです。

で、最初はずっと大好きな「ゆらゆら帝国-夜行性の生き物三匹」です。

(サムネイルはこんな感じですが、ちゃんと観られます)反復するリフと、ただただ、3人のひょっとこが阿波踊りを踊り続ける映像。音楽と手足を振り下ろす挙動がシンクロして、小気味よくそして不気味なハーモニーが体の中から沸き起こってきます。この曲の最初のフレーズ「頭上に黒い雲 ていうか真夜中だから真っ暗」という一節がなぜだか頭に残ります。

続いてYoutubeから流れてきたのが同じくゆらゆら帝国の「空洞です」で。このミュージックビデオも秀逸で、映像の中で演ずる3人が半透明なんです。空洞感の表し方がすごい。そしてサイケデリックなシルエットのループ映像が、いやらしさと不気味さと、どことなく悲しげな雰囲気をまとうゆらゆら帝国の印象をよく表しています。ゆら帝のミュージックビデオには本当に引き込まれます。

この空洞ですは、満島ひかり主演の映画「愛のむきだし」の劇中歌として使われていたことがとても印象に残っています。この雰囲気そのままに、新興宗教の信者が信仰の現れとして集団で歌う怪しさたっぷりの使われ方がとても可笑しかったです。

さらに続けて流れてきたのが「SAKEROCK-SAYONARA」のミュージックビデオです。今やブレイクした星野源が所属していたバンドのラストソングです。SAKEROCKっていうのは楽しくフェス向きのバンドで、野外フェスで何度もライブを観ました。かっちょいい音楽を、明るくおちゃらけて演る彼らの印象が強く残っていますが、ラストソングなもんで、このミュージックビデオでは何かの想いを噛みしめながら楽器と向き合う彼らの表情が印象的です。特にいつもの笑顔を見せずに、トロンボーンを見つめながら吹き鳴らすハマケンの表情にはグっときます。

音楽の抑揚も静かにはじまり、楽しく盛り上がり、力強くやり終える。そんなストーリーを感じます。途中、星野源がひとりコーラスを入れて、続けて他のメンバーがコーラスを重ねる。一曲のクライマックスだけでなく、バンドとしてくクライマックスを感じるフレーズです。

そして最後は力強く楽器をかき鳴らし、音が途絶え。やり終えた充実感をともなって見つめ合い、少しはにかむメンバーの表情が何とも言えません。SAYONARAというタイトルもそうですが、ここまでバンドの終焉を意識したミュージックビデオの作り方は他にはないのでは。と思って、ぜひ観ておいて欲しい映像です。

映像と一緒に楽しむ音楽は、また違った発見があります。あまり観ないけど、またぼんやり眺めてグっとくるものがあったらブログに残します : )

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この記事を書いた人

マーケティングに関わる仕事に20年以上携わっています。感銘を受けたポップカルチャーをマーケティング視点で記録したり、日々の暮らしや身に着けているもの、健康・投資について記録するためにブログを活用しています。

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