2017年1月の資産運用の記録です。新しい一年のはじまり、USではトランプ大統領が就任し、なにかと慌ただしいひと月でしたが、ボクのポートフォリオにも大きな変化があった月でした。
2017年1月のアセットアロケーション
現金の構成比が高まり、先進国株と新興国株クラスの構成比が減少しました。先進国株の「シーゲイトテクノロジー(STX)」と新興国株の「ヴァンエック・べクトル・ブラジル小型株ETF(BRF)」を売却したことがその理由です。
ヴァンエック・べクトル・ブラジル小型株ETF(BRF)を売却
主に配当金投資を目的に2015年7月に買付ました。当時からブラジル国内の景気は低迷していましたが、翌年のリオオリンピックの内需の高まりも期待していました。が、買付直後からさらなる下落が続き苦しい展開が続く運用先でした。
そもそもブラジルという遠い国の内需企業の動向は細かな情報を手に入れるのが難しく、ただただ基準価格の上がり下がりを眺めるのみというのもむなしい状況でした。積立投資であればそれも許容できるのですが、一度買付けた後、じっと待つだけなのはつらかったです。
目的としていた年1回の分配金(配当金)も小型企業の業績によって変動が大きく、そこを目的としてはいけない運用先でした。2016年中盤に底を打ち、そこから緩やかに回復が続いていたので売付るタイミングを見計らっていたのですが、この1月に分配金が入金され、基準価格も買値を8%上回ったタイミングで売却となりました。
- 取得価額(USドル):16.57$
- 売却価額(USドル):17.95$
- 取得価額(円):2,039円
- 売却価額(円):1,990円
2015年の円高のタイミングでの買付だったため、円貨ベースではマイナス利回りとなりましたが、外貨決済なのできっとやってくるであろう120円超の円安のタイミングまで気長に待とうと思います。また、分配金も含めると円貨ベースでもプラスで、3.13%(年利2%)の利回りとなりました。
こうした定量的な結果よりも、定性的な学びが多かった運用先でした。
シーゲイトテクノロジー(STX)を売却
2016年5月の急落時にはナンピン買いして、電子記録媒体のポテンシャルを信じつつ、配当金目的でホールドしてきた銘柄です。
前述のBRFを売却して2日後に決算発表があり、好決算に急騰しました。ボクの中のゆるい基準で、配当目的銘柄は配当の10年分の株価上昇を目途に利確としており、ちょうどそんなタイミングで株価チェックをしていたところで、想定外でしたが成売りしました。
- 取得価額(USドル):24.39$
- 売却価額(USドル):46.47$
- 取得価額(円):3,127円
- 売却価額(円):4,273円
こちらも外貨決算です。円貨ベースでは配当金も含めて72.83%(年利61.9%)の利回りとなり、よい取引だったと思います。そのポテンシャルに手放すのは少し寂しい気もしますが。。変わらず高配当銘柄であるので、また時期がきたら再購入も検討します。
アセットアロケーションの目標値と現金比率が大きくかい離する
今月のトレードの結果、現金の構成比がアセットアロケーションと大きくかい離しました。とはいえ、ここは慌てずにというか気持ち的にも慌てていません。世界の株価が高い水準にあるということもありますが、そもそもアセットアロケーションの現金構成比の目標値を高めてもいいかな。と思っています。もしくは、そもそもアセットアロケーションの考え方を考え直す必要があるかもとも。
投信を毎月定額しっかりと積み立てているおかげで、乗り遅れるという焦りもありません。次の投資機会までゆっくりじっくり行きたいと思います : )
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