ドゥーユーワァァント?
はい!そりゃそうですよ、ほとんどそれのために。ポツポツと降る雨の中、ぬかるんだグリーンステージに降り立ったのですから。
■2006年7月28日(Fri)
■21:30
□FRANZ FERDINAND
■at GREENSTAGE
闇夜深まる苗場のGREENSTAGEは幻想的だったなぁ。
スクリーンが告げる「NEXT UP!」と「FRANZ FERDINAND」。そぼ降る雨の夜に黄色い歓声が轟く。ぬかるんだ足元も気にせずに、まぁよくこんなにも多くの人が集まるもんだ。
「THE ZUTONS」を観るために、少しの間がまんしていたハイネケンを片手に、周りのオーディエンスよりも少しクールに彼らの登場を待つ。ひとつ前の「JET」のステージから、FRFのメインステージの後ろには垂れ幕がかかっている。今回はお馴染みのあの女性が叫ぶ「FRANZ FERDINANDーーーー!」のあの垂れ幕。昨年はよくレコード店で、CFで、街中で。見かけたもんだ。だからこそ、この人数。そして、登場。
最初は『This Boy』。あぁ“アァァァーーーー”と始まるイントロはかっこ良いな。と思う。辺りは熱狂。クールに観ていたつもりのボクも思わず、
I want a car
といわれて、“yeah”と応える。少し思い直して「ボクは車が欲しいんだ!」って、って照れくさくなる。
なんなんだ、このバンドは。大抵の曲は同じメロディに聴こえてくるのに、リリックはバカなのに、どうやらライブは盛り上がるらしい。クールに縦に乗るオイラ。で、
ドゥーユーワァァント?
なんて聞いてきやがる。そこは素直に「はい!」です。辺りは「キャーーー!」って歓声で応えてます。
When I woke up tonight
I said I’m gonna make somebody love me
I’m Gonna make somebody love me
And now I know, now I know, now I know
I know that it’s you
You’re Lucky, lucky, you’re so lucky
“おまえはラッキーだ!”なんて何度も何度も押し付けられちゃうと、そりゃあのステージでそんなこと言われると“Yes!”と応えちゃう。そんなところがこのバンドの魅力なんだな。両手のコブシを握って、前へ後ろへやっちゃいますよ。ノリノリです。ラッキーだから。そして『Take Me Out』。
もう良いですよ。認めます。キミたちは素晴らしい。
ロマンチックなメロディに始まり、力強いリズムを刻むクラブサウンドへ。サビはまたロマンティックに。そんな違う曲なんじゃない。なんて反則な変調をされられちゃうと。そりゃもう盛り上がりますよ。
I know I won’t be leaving here with you
極めつけに、そんな締め方もしちゃったりして。反則なバンドだね彼らは。反則技にやられてしまって、クールに観ていたボクも思わず盛り上がっちゃった♪
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