テーマソング♪|主題歌 中村一義

ボクの好きなシンガー「中村一義」のテーマソングについて。

やさしくPOPなメロディと、加工されているんじゃないかと思えてくるほど透明な声を持つ彼の音楽。たまたま最近iPodから流れてきて、改めてそのキラキラした楽曲の素晴らしさを再認識した、彼の「主題歌」。

自身のテーマソングを歌うミュージシャンは多い。テーマソングだから思いっきり格好つけて、自分たちの夢を乗せて唄うのもよい。だけど、彼の、中村一義のテーマソングはとっても素直で。だからボク自身にも等身大の詩として、ボク自身の「主題歌」でもある、そう感じられる詩。

やさしいメロディと、ファンファーレに迎えられてやってくる
その歌詞は、

死なない程度に…こけちゃう程度に… あぁ 僕は 歩むんだ

と始まる。

今の自分に置きかえる。ボクは歩む、寝る間も惜しんで、必死にがんばっている。でも死なない程度にね。きっとみんなそうなんだろう。自分の信じるものに向かって、こけちゃうぐらい前のめりになって、でもそれで死ぬことはない。素直な調節。んで、

おなか減り ふいに…腰かけた横に…
あぁ みんなが待ってたんだぁ

うん。疾走する毎日の中で、たまに仲間とお酒を飲む。自分だけで必死で走っているつもりだったけど、みんなとの楽しい時間に改めて、あぁ ひとりじゃないんだ。ってお腹いっぱいの元気をもらえたりする。

続く、

最後のさぁ 一機なんだぁ… 越えらんないのかなぁ…越えられるのかなぁ… まぁ いいや

例えばシューティングゲームをメタファーに使うと、ボクらは『最後の一機』を生きている。大きな難関に差し掛かった時、越えらんないかなぁ、とか、越えられるのかなぁ。とかいつも思う。でも『まぁ いいや』って、結局思う。ホントに素直で秀逸なリリック。ボクらは最後の一機を生きているけど、いろんな難問に必死に取り組んで、それを越えられなくても、死ぬことはない。だめだった時、最初は落ち込むけど、悩むけど、やっぱり『まぁ いいや』って、最後の一機を生きる。

そして、

見えない方へ 見えない方へ 進んでくんだっ! 僕は絶対 迷わない 十年前の僕も言いそうだ

いつも前へ。できれば自分の知らない一段上の世界へ、怖いけど”迷わない!”なんつって、自分を奮い立たせて、虚勢を上げて進んでいるつもり。だけど、今が1番がんばっているつもりだけど、ふと振り返ると十年前の自分も今と同じことを同じレベルで、きっとそう思っていた。あはは、なんだ。そうだよな。って思う。

黒とか白 黄色とか みんなは それぞれ違っちゃうんだねぇ けど いろんな色が 一枚の絵画に塗られてればいいなぁ まぁ いいや…? まぁ いいかぁ?

人種のことだよね。ボクもたまに考えるよ。だって、違う文化で生きている人々の音楽とか、文章とか、芸術とか好きだもんね。差別とかする人たちのことも、戦争も嫌に思う。できれば世界は一つに。平和に。って思うけど、やっぱり『まぁ いいや…? まぁ いいかぁ?』なんだ。

決して悪い意味ではなく、そんな問題をつきつめて、ゴハンが食べられなくなるほど悩むことでもないんだ。ふと考えること。無視しないこと。自分が直面したときには、考えていたことをしっかり行動に移せること。それが大事。

そうだよなぁ。と思う。そのほうが、きっと正しい。
とか思うと、

今まで僕が踏んだ道なんて ハナクソだっ!
みんなと絶好調で会う 今日に比べたら

まだまだハナクソだから、いつも元気に絶好調に。
みんなと遊ぼう。今日よりも明日、明日よりも明後日が元気でありたい。

笑えるように 笑えるように にじり寄んだっ!
それは 絶対 余裕じゃない だから 止めないんだ

ここが1番好きなフレーズ。

自分がいつでも笑えるように。自分の周りの人がいつでも笑えるように。なるべく近い立ち位置で、必死にコミュニケーションする。それは、自分の将来や世界やとっても難しいことで悩むよりも、全然余裕じゃない。

毎日をハッピーにすることの方がずっと難しい。だから止めない。
なんとなくだけど、ボクはそう生きている気がする。素直に言うとね。

青の時代を延々と行くのも また一興だ 成功と失敗 全部が 絶対 無駄じゃない もう 全然すぐれないような日々も 絶対 ウソじゃない 千年後の僕も僕だ 絶対 アセらない 万年前の君も君だ

クライマックスには、もう一義くんとシンクロしてくる。

ずっとGreenAgeを生きていたい。やっていること、取り組んでいきたいこと、生きていること、全部が”絶対”無駄じゃない。そう信じたい。心配はない。だって、いつまでたっても、何をやっていても。ウソじゃない。『ボクはボクだから』。

思いを込めて感情的になったり、そんな自分を少し引いてながめて、「なんだったんだっけ?」とか思って笑っちゃったり。凸凹なハートで生きている。1番ハードなことは、毎日を笑ってすごすこと。自分もみんなも。それは1番余裕じゃないけど、でも1番自然に取り組めていること。

今を生きていることを素直に綴った、とても素敵な主題歌。
それはこんな一節で締めくくられる。

実際さ これは のんびりもんの主題歌なんだ

やさしい気持ちになれて、がんばろう。って思える。
格好良かったり、偉大なことを成し遂げたり、そんな人たちだけじゃなく、のんびりもんにも主題歌はある。

ボクはあと何年生きるのかな?いろんなことがまだまだたくさんあると思うけど、きっとこのテーマソングにあるように、こんな日々を過ごしていくんだろう。

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この記事を書いた人

マーケティングに関わる仕事に20年以上携わっています。感銘を受けたポップカルチャーをマーケティング視点で記録したり、日々の暮らしや身に着けているもの、健康・投資について記録するためにブログを活用しています。

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