Facebookは自社サイトへの「潜在客」のトラフィックを呼ぶ

仕事で「レッドブル」のプロモーション展開について調べています。レッドブルはモータースポーツや、世界的冒険・チャレンジに協賛をして商品そのもの以外でも、生活者が話題にできる「コンテンツ」を共有・発信しています。

そうしたコンテンツは、閲覧者から閲覧者へソーシャルメディアを通して共有されてクチコミの広がりのようにコンテンツに触れる人たちを増やしていきます。

その結果でしょうか。

レッドブルのWebサイトへの流入元を調べてみると、レッドブルのサイトへの流入元は、「Google」よりも「Facebook」の方が多くなります。

■redbull.comへの流入元
 ←Google:11.8%
 ←Facebook:15.9%

 
同様にコンテンツマーケティングを実践しているペプシも、Facebookからの流入がGoogleを超えています。
 

■pepsi.comへの流入元
 ←Google:11.9%
 ←Facebook:18.2%

※いずれもAlexaで調査

ここでの成果は、GoogleよりFacebookがイイ。のではなく、やってくる生活者の質の違いです。Googleから流入する生活者は、レッドブルやペプシについて自ら調べてやってくる「顕在顧客」です。

一方でFacebookからやってくる生活者は、友人や知人のシェア情報に触発されて訪れる「潜在顧客」です。シェアされるコンテンツを作ることで、これまでアプローチできていなかった潜在顧客をつれてくることが価値になります。

その他のサイトのGoogleとFacebookからの流入状況もまとめました。日本でソーシャルをがんばっている「ユニクロ」や「サントリー」もまだまだレッドブルとペプシには及びません。

 
企業サイトの流入元

 
生活者の価値につながり、クチコミを呼ぶコンテンツ作りの大切さに気づかされます。

Photo by Ian Sane

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この記事を書いた人

マーケティングに関わる仕事に20年以上携わっています。感銘を受けたポップカルチャーをマーケティング視点で記録したり、日々の暮らしや身に着けているもの、健康・投資について記録するためにブログを活用しています。

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