発信する生活者の「自慢したい」気持ちがアクセスを呼ぶ

「Etsy」というU.S.のサイトをご存知ですか?

「Etsy」はソーシャルな時流にのり、売上げを伸ばすECサイトで「メーカーズ」や「エンパワード」といった書籍で好事例として取り上げられている会社です。

日本でいう「ヤフオク」のような、マーケットプレイス形のECサイトなのですが、ハンドメイドの商品の販売が多数を占めることが特徴です。2012年末の実績で

  • 買い物する人は「1500万人」
  • 販売する人は「88万人」
  • 年間売上は「440億円」

です。もうひとつ。こんなにも大きなサイトなのに、

サイトに訪れる人は、グーグルで検索してくる人よりも、
ソーシャルメディア経由が多い

という特徴があり、先の書籍などではこの辺りを評価して成功事例として書かれています。この特徴は、「Etsy」で自らのハンドメイド商品を販売する「88万人」の出品者によってもたらされています。

手作りの作品です。「買って欲しい」よりも「見て欲しい」「自慢したい」の気持ちがソーシャルメディアへのシェアにつながり、見た人のアクセスを呼びます。こうした潮流は3Dプリンタなどの普及が進むと、より強いものになってきそうです。

発信する生活者のパワーがクチコミへつながり、人から人へと伝わる好循環を生む。当社のクチコミ、ネットワーク戦略にも参考にしたい事例です。

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この記事を書いた人

マーケティングに関わる仕事に20年以上携わっています。感銘を受けたポップカルチャーをマーケティング視点で記録したり、日々の暮らしや身に着けているもの、健康・投資について記録するためにブログを活用しています。

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