よいコンテンツとは読み手に「やってみたい」と思わせる力がある読みものだと思っていますが、そういう意味ですばらしいマンガに出会いました。
このマンガは、決してお金のかからない。でもどこか魅力的な「おこだわり」を持つ登場人物たちが、筆者にその「おこだわり」の魅力を解説・説明するインタビュー形式で進みます。
登場人物たちが話す小さくておバカなこだわりは筆者を混乱させ、苛立たせますが。でも最後は、筆者もそしてボクも、その小さくおバカなこだわりを試してみたくて仕様がなくなる。そんなマンガです。
例えばある登場人物は「氷結のツマミには、ツナ缶にそのままマヨネーズとコショウを死ぬほどかけて食べるのが一番あう」と魅力的に語ります。
真夏にビジネスホテルに一人篭って、クーラーを贅沢に使いながら寝る。も実は魅力的。
ポテトサラダで金麦を飲む。は、それだけなら想像できてしまうオケージョンですが、そこに「箸一本で舐めるように食べる」という「おこだわり」が入ることで、やってみたい!という気持ちを引き立てます。
それから、それから。
- 自宅のベランダに寝袋を敷いて。お酒飲んだりラジオ聴いたりしながら寝てしまう。とか。
- 喫茶店では「アイスミルク」を注文して、周りの目をちょっと気にしながら飲む。とか。
- さけるチーズのさき方に拘ったり、アレンジレシピを極める。とか。
- ポテトチップの「コンソメ味」に拘って、3種のコンソメ味を毎日食べ分けてみる。とか。
なんともバカらしくて、でも愛らしい。そして、いずれも「試してみたくなる」拘りが満載のマンガです。全部、ためしてみよう : )
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[…] それからそれから、「そのおこだわり、俺にもくれよ!!」にインスパイアされて (^^;) ニトリの低反発枕を買いました。 […]