DIRTY PRETTY THINGS|フジロック06.Report

とっても楽しみにしていた再会だった。
その出会いがとても衝撃的だったから。

4年前の千葉、サマーソニックの1番小さなステージで、まばらなオーディエンスの先頭に立って、デビューしたての彼らを体感した。痺れた。だから、それがたとえ片割れになってしまっていても、「カール・バラー」との再会はとても楽しみだった。でも、ちょっとほろ苦かった。。

■2006年7月28日(Fri)17:30
□DIRTY PRETTY THINGS
■at GREENSTAGE

彼の第二章は、それっぽく始まった。

黒のライダースを羽織り、口にタバコをくわえながら、ケムリに顔をゆがませつつ。「カール」は現れた。傍らには「ピート」はいない。ガチャガチャと落ち着かない雰囲気で、始まる。

Deadwood

踊ったけど、叫んだけど、、

思い返すと、カールのパンクミュージックを演じながらもタバコを吸い続けた姿と、唾を吐き捨て続けた姿が1番印象に残る。後はBのハモンドの“ノってる”お腹かな。

いやいや、でも期待していたThe EnemyBang Bang You’re Deadは、すんげー格好良かったんだ。バンバンのオープニングのトランペットとかマジ心躍ったし。そうそう、Drのゲイリーも最高だった。

黒く光る鋼鉄の体で、両腕を振り上げて、その倍のスピードで打ち下ろす。腐った世の中に鉄槌を食らわすゲリラの王のように。速くて重い、ハイハットとバスドラの響きはたまらなかった。

でも、やっぱり、少し切ない。

最後にやってしまったLibertinesのチューンが、その気持ちをさらにほろ苦くさせる。

I Get Along

その名も表してるけど、やっぱり彼らは「堕天使」なんだ。どこかに背徳な事柄を感じさせる。それはすべてがカールとピートの分裂に起因するのか。。よく分からんけど、素敵なステージだったけど、よく分からんのです。

腑に落ちない、ほろ苦い気持ちはきっと収まらないから、だから、もう一度、“ふたり”がいるステージが観たい。初日のフジに、苗場に夕暮れをつれてきた「DIRTY PRETTY THINGS」に思ったこと。

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この記事を書いた人

マーケティングに関わる仕事に20年以上携わっています。感銘を受けたポップカルチャーをマーケティング視点で記録したり、日々の暮らしや身に着けているもの、健康・投資について記録するためにブログを活用しています。

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