ユーザー中心のデザインについて、興味深い事例とともに紹介している記事です。
排卵期予測アプリ「Clue」がデザインにピンクを使わない理由
http://wired.jp/2014/05/25/app-design-on-clue/
記事で紹介されている、ドイツの排卵期予測アプリ「Clue」では同種のアプリがほぼピンクやパステルカラーを基調にしたデザインである中で「ピンクにしない」ことにこだわって作られました。
その理由はアプリを使って欲しい女性へのヒアリングがきっかけでした。
わたしたちはClueを開発するとき、何百人もの女性の意見を聞きましたが、誰もアプリがピンクであるべきだと考えていませんでした。実際、ユーザーのほとんどが、Clueのデザインはより大人っぽく、スマートで、すっきりしているという感想を述べてくれます
そして、Clueが決めたデザインの目標は「Happiness」だったそうです。女性のため(What)のアプリではなく、幸せになるため(Why)のアプリなので、女性らしいカラーである必要がないことがわかります。
消費者をターゲッティングできる時代は終わったと言われて久しいですが、デザインを考える際にも「ターゲットは誰?」なんて議論て進めてしまわないように気をつけます。
コメント - comments -